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麻酔科【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2025年4月1日現在)

科長 (教授) 竹内  護
(子ども医療センター兼任)
鈴木 昭広(周術期部門)
五十嵐 孝(ペイン?周産期部門)
医員 (准教授) 堀田 訓久
佐藤 正章
末盛 智彦
(子ども医療センター兼任)
(講師) 永野 達也
(子ども医療センター兼任)
(学内講師) 関 厚一郎
(助教) 大塚 洋司(留学中)
吉永 晃一
須藤 智幸
栁沼 和史
(子ども医療センター兼任)
原  鉄人
山田 希生
病院助教   篠原 貴子
(子ども医療センター兼任)
原村 陽子
(子ども医療センター兼任)
村田 英崇
山本 令子
山田 衣璃
田中 諒子
橋浦  薫
中村 美織
源川  結
山田 高嗣
臨床助教   小林  正
高久奈津美
シニアレジデント   7名

2.診療科の特徴

麻酔科の主な業務は、大学附属病院とそれに併設されたとちぎ子ども医療センターの手術室での麻酔管理である。2024年の総手術件数は10549件で、当科麻酔管理症例はCOVID-19感染患者増加による手術数削減の影響を受けた2022年より増加し、7563件と過去最高だった。緊急手術の麻酔管理も多く行っており、栃木県のみならず北関東一円からの急患に24時間対応している。近年脳死移植症例も増加し、緊急脳死肝移植、膵腎移植などを中心に10数例の緊急移植の麻酔、周術期管理を行った。手術室外でも血管内治療部でのカテーテル治療や、小児のMRI検査など様々な要請に応じて、出張麻酔?鎮静を行っている。

安全で患者満足度の高い周術期管理を目指して、周術期センターが発足した。 すでに術後疼痛管理チームが活動していたが、多職種による術前評価を開始し2024年9月の稼働後年間6000件近い外来診察を行っている。

疼痛治療としては、術後疼痛管理チーム(J-TAPS)の活動に加え、ペインクリニック外来や緩和ケアチームでの活動を通して、入院患者、地域住民の生活の質の向上に貢献している。

毎週木曜日に複数の妊婦の無痛分娩を実施し、初産婦にも適応を拡大している。

施設認定

  • 日本麻酔科学会麻酔科研修認定病院
  • 日本ペインクリニック学会指定研修施設
  • 日本心臓血管麻酔学会専門医認定施設

認定医?専門医

厚生労働省麻酔標榜医 竹内  護 他26名
機構専門医麻酔科専門医(含麻酔科学会専門医) 竹内  護 他22名
日本麻酔科学会指導医 竹内  護 他10名
日本ペインクリニック学会専門医 鈴木 昭広 他4名
日本集中治療医学会専門医 竹内  護 他5名
日本心臓血管麻酔学会専門医 竹内  護 他4名
日本区域麻酔学会指導医 堀田 訓久 他1名
日本区域麻酔学会認定医 篠原 貴子
日本小児麻酔学会認定医 竹内  護 他3名
日本蘇生学会蘇生法指導医 鈴木 昭広 他1名
日本周術期経食道心エコー認定医 鈴木 昭広 他6名
日本臨床麻酔学会インストラクター(神経ブロック) 堀田 訓久
日本救急医学会専門医 鈴木 昭広 他1名
日本小児科学会専門医 柳沼 和史 他1名
日本小児科学会指導医 柳沼 和史
日本プライマリ?ケア連合学会認定指導医 佐藤 正章
日本航空医療学会フライトドクター認定医 鈴木 昭広

3.診療実績?クリニカルインディケーター

1)新来患者数?再来患者数?紹介割合

新来患者数 51人
再来患者数 2,475人
紹介率 61.7%
手術患者外来術前診察 6,369人

2)入院患者数

0人

3)手術症例病名別件数

硬膜外腔癒着剥離術
難治性腰下肢痛 8件
くも膜下フェノールブロック
がん性痛 3件
腹腔神経叢ブロック
がん性痛 1件

4)手術症例病名別治療成績

複合性局所疼痛症候群 軽快 8件
がん性痛 軽快 4件

5)死亡症例?死因?剖検数?剖検率

なし

6)主な検査?処置?治療件数

手術麻酔(2024年)
全身麻酔(硬膜外?伝達麻酔併用を含む) 6,879件
脊髄くも膜下麻酔(硬膜外麻酔併用を含む) 615件
硬膜外麻酔?伝達麻酔 37件
麻酔科依頼静脈麻酔?その他 32件
麻酔科外来処置
星状神経節ブロック 25回
硬膜外ブロック 141回
腕神経叢ブロック 62回
肋間神経ブロック 15回
神経根ブロック 50回
その他の神経ブロック 486回
鍼灸 1,426回
光線治療等 515回

7)カンファランス症例

手術患者術前カンファランス 245回
手術患者術後カンファランス 245回
症例検討カンファランス 7回

8)キャンサーボード

なし

4.2025年の目標?事業計画等

麻酔業務

手術患者の高齢化や合併症保有率の上昇に伴う高難度の手術が増加しており、より厳密な麻酔管理を行うことが求められている。適切な麻酔管理のために日常臨床での指導のみでなく、カンファレンスでの症例検討や勉強会を充実させるだけでなく、問題症例の振り返りを通じ、医局員の知識?技術の向上に勤め安全な周術期管理を追求する。 一方で、定時延長手術の増加や緊急手術の応需により時間外勤務が求められる人員が増加し、さらなる緊急手術への対応には人員の充足が必要である。中央手術部と連携し、適切な手術枠の設定、人員配置を進めて行く。

周術期センターの設立と多職種連携

周術期センターの業務としては多職種による術前評価が開始され、術後疼痛管理チームも対象患者を拡大している。関連職種との連携を強化していき周術期患者管理をより安全に、より良好な手術成績が得られるよう各診療科と連携を密にして行く。

全身管理能力習得のための研修医教育

麻酔科は初期研修医が将来どの診療科を専門にしても必要となる、呼吸?循環管理をはじめとする全身管理のトレーニングの場として非常に適している。短い研修期間で医師として必要な全身管理の知識?技術を身につけるために、到達目標を明確に定め、新たにシミュレーション教育も取り入れていく。

学生教育

麻酔科実習は生命維持に直結したABCD(気道?呼吸?循環?意識)の変化と管理をもっとも間近に学べる場であり、学生が将来医師として働く上での基礎知識?技術として医局全体で指導に努めていく。

5.過去実績