患者サポートセンター【アニュアルレポート】
1.スタッフ(2025年4月1日現在)
| センター長 | 西野 宏(耳鼻咽喉科教授)(兼務) | |
|---|---|---|
| 副センター長 | 齋藤 心(消化器外科准教授) | |
| 加藤貴美子 | ||
| 小林 弘明(病院事務部副部長)(兼務) | ||
| (入退院支援室) | 室長(医師) | 1名 |
| 看護師長 | 1名 | |
| 看護師 | 9名 | |
| (看護支援室) | 室長(看護師) | 1名(兼務) |
| 看護師長 | 1名 | |
| 看護師 | 12名 | |
| 保健師 | 1名 | |
| (医療福祉相談室) | 室長(医療ソーシャルワーカー) | 1名 |
| 医療ソーシャルワーカー | 11名 | |
| 事務 | 2名 | |
| (地域医療連携室) | 室長(事務) | 1名 |
| 事務 | 6名(内兼務1名) | |
| (ボランティア支援室) | 室長(看護師) | 1名(兼務) |
| 事務 | 1名(兼務) |
※(兼務)及び(内兼務)は他部門との兼務を指す。
2.患者サポートセンターの特徴?活動等
地域全体で患者及びその家族を支えるべく、当病院周辺の医療施設?介護福祉施設?行政機関等との連携に努めている。
(1)医療連携の推進
「他施設との顔の見える医療連携」の強化のため地域医療連携研究会を開催した。また、周辺の主な医療施設の訪問、転院調整の円滑化や患者紹介の活性化、相互のニーズ確認、情報共有等を随時実施した。
(2)ITの活用
栃木県医師会が構築した診療情報提供ネットワークシステム「とちまるネット」に情報提供病院として2013年から参加し現在に至っている。2025年3月現在で、70施設に情報閲覧を許可しており、当病院の診療情報をかかりつけ医等が共有することで、一層適切な医療の実践に資している。
また、2024年から「らくらく入退院支援システムわんコネ」を導入し、2025年3月現在で栃木県内31施設が参加し転院調整、診療情報のやり取りを当該システムで行い、スムーズな連携業務に取り組んでいる。
3.実績?クリニカルインディケーター
4.2025年の目標?事業計画等
医療施設?介護福祉施設?行政機関等との連携、入退院支援?看護支援?相談支援?患者就労支援?難病支援?がん支援(がんサロン等を含む)?脳卒中?心臓病支援の継続、メールレター等による情報発信、医師同門会事業の推進等について取り組む。
(1)診療科別紹介割合(2024年1月-12月)
| 科名 | 紹介割合(%) |
|---|---|
| 健康保険法 | |
| 総合診療内科 | 119.7 |
| 循環器内科 | 112.6 |
| 消化器?肝臓内科 | 93.0 |
| 呼吸器内科 | 99.5 |
| 神経内科 | 122.0 |
| 血液科 | 98.5 |
| 内分泌代謝科 | 101.1 |
| アレルギー?リウマチ科 | 102.1 |
| 腎臓内科 | 101.9 |
| 臨床腫瘍科 | 75.0 |
| 感染症科 | 75.0 |
| 緩和ケア科 | - |
| (内科小計) | 104.9 |
| 皮膚科 | 96.8 |
| 放射線治療科 | 105.6 |
| 画像診断科 | 108.5 |
| 精神科 | 72.1 |
| 子どもの心の診療科 | 94.3 |
| 小児科 | 83.2 |
| 心臓血管外科 | 124.7 |
| 小児?先天性心臓血管外科 | 0.0 |
| 呼吸器外科 | 118.3 |
| 消化器外科 | 128.5 |
| 乳腺科 | 88.5 |
| 腎臓外科 | 90.7 |
| 形成外科 | 94.0 |
| 美容外科 | - |
| 小児外科 | 107.8 |
| 移植外科 | 86.1 |
| (外科小計) | 109.8 |
| 脳神経外科 | 122.4 |
| 小児脳神経外科 | 82.1 |
| 整形外科 | 104.7 |
| 小児整形外科 | 93.6 |
| 産科 | 123.1 |
| 婦人科 | 91.1 |
| 泌尿器科 | 103.2 |
| 小児泌尿器科 | 99.1 |
| 耳鼻咽喉科 | 97.6 |
| 眼科 | 99.7 |
| 麻酔科 | 61.7 |
| 歯科口腔外科 | 56.9 |
| リハビリテーション科 | 69.2 |
| 救急科 | 51,900.0 |
| 合 計 | 94.7 |
【紹介率算出基礎数値】
A 初診患者数(ただし同日2科目は除く)
B 紹介された患者数
C 他の病院又は診療所に紹介した患者数(逆紹介)
D 救急車によって搬送された患者数
(健康保険法による計算式)
B + D
A
(注意)
基礎数値Cは、医療法に基づく紹介率計算時にのみ使用
(2)医師会別?県別紹介件数
医師会別紹介件数(栃木県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 小山 | 11,957 | 42% |
| 宇都宮 | 7,099 | 25% |
| 下都賀 | 3,254 | 11% |
| 芳賀 | 2,498 | 8% |
| 上都賀 | 764 | 3% |
| 那須 | 784 | 3% |
| 塩谷 | 675 | 2% |
| 佐野 | 945 | 3% |
| 足利 | 438 | 2% |
| 南那須 | 175 | 1% |
| 合計 | 28,589 | 100% |
医師会別紹介件数(茨城県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 真壁 | 599 | 10% |
| 筑西 | 1,312 | 23% |
| 古河 | 2,001 | 35% |
| 結城 | 1,345 | 23% |
| つくば | 140 | 2% |
| 猿島 | 158 | 3% |
| 水戸 | 49 | 1% |
| 笠間 | 26 | 1% |
| その他 | 122 | 2% |
| 合計 | 5,752 | 100% |
県別紹介件数
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 栃木県 | 28,589 | 77% |
| 茨城県 | 5,752 | 16% |
| 埼玉県 | 762 | 2% |
| 東京都 | 595 | 2% |
| 群馬県 | 509 | 2% |
| 福島県 | 99 | 0% |
| 千葉県 | 101 | 0% |
| 神奈川県 | 128 | 0% |
| その他 | 400 | 1% |
| 合計 | 36,935 | 100% |
県別紹介件数(他県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 埼玉県 | 762 | 29% |
| 東京都 | 595 | 23% |
| 群馬県 | 509 | 20% |
| 福島県 | 99 | 4% |
| 千葉県 | 101 | 4% |
| 神奈川県 | 128 | 5% |
| その他 | 400 | 15% |
| 合計 | 2,594 | 100% |
(3)医師会別?県別逆紹介件数
医師会別逆紹介件数(栃木県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 小山 | 10,497 | 42% |
| 宇都宮 | 4,845 | 20% |
| 下都賀 | 3,002 | 12% |
| 芳賀 | 2,769 | 11% |
| 上都賀 | 760 | 3% |
| 那須 | 845 | 4% |
| 塩谷 | 579 | 2% |
| 佐野 | 906 | 4% |
| 足利 | 347 | 1% |
| 南那須 | 210 | 1% |
| 合計 | 24,760 | 100% |
医師会別逆紹介件数(茨城県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 真壁 | 627 | 12% |
| 筑西 | 1,445 | 27% |
| 古河 | 1,798 | 33% |
| 結城 | 1,102 | 20% |
| つくば | 145 | 3% |
| 猿島 | 110 | 2% |
| 水戸 | 42 | 1% |
| 笠間 | 25 | 0% |
| その他 | 123 | 2% |
| 合計 | 5,417 | 100% |
県別逆紹介件数
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 栃木県 | 24,760 | 76% |
| 茨城県 | 5,417 | 17% |
| 埼玉県 | 759 | 3% |
| 東京都 | 647 | 2% |
| 群馬県 | 432 | 1% |
| 福島県 | 113 | 0% |
| 千葉県 | 121 | 0% |
| 神奈川県 | 126 | 0% |
| その他 | 418 | 1% |
| 合計 | 32,793 | 100% |
県別逆紹介件数(他県)
| 地区 | 累計 | |
|---|---|---|
| 件数 | % | |
| 埼玉県 | 759 | 29% |
| 東京都 | 647 | 25% |
| 群馬県 | 432 | 16% |
| 福島県 | 113 | 4% |
| 千葉県 | 121 | 5% |
| 神奈川県 | 126 | 5% |
| その他 | 418 | 16% |
| 合計 | 2,616 | 100% |
(4)診療科別 紹介?逆紹介 患者件数一覧
| 診療科名 | 紹介件数 | % | 逆紹介件数 | % | |
|---|---|---|---|---|---|
| 内科 | 12,152 | 32.9% | 14,466 | 44.1% | |
| 【内訳】 | 総合診療部 | 1,107 | 3.0% | 527 | 1.6% |
| 消化器?肝臓内科 | 2,863 | 7.8% | 2,098 | 6.4% | |
| 循環器内科 | 2,413 | 6.5% | 3,717 | 11.3% | |
| 神経内科 | 1,034 | 2.8% | 1,038 | 3.2% | |
| 呼吸器内科 | 1,339 | 3.6% | 1,130 | 3.4% | |
| 血液科 | 611 | 1.7% | 667 | 2.0% | |
| アレルギー?リウマチ科 | 1,129 | 3.1% | 1,304 | 4.0% | |
| 内分泌代謝科 | 990 | 2.7% | 2,058 | 6.3% | |
| 腎臓内科 | 666 | 1.8% | 1,927 | 5.9% | |
| 緩和ケア科 | 3 | 0.0% | 107 | 0.3% | |
| 臨床腫瘍科 | 55 | 0.1% | 143 | 0.4% | |
| 感染症科 | 50 | 0.1% | 66 | 0.2% | |
| 精神科 | 416 | 1.1% | 481 | 1.5% | |
| 子ども医療センター | 3,101 | 8.4% | 1,473 | 4.5% | |
| 【内訳】 | 小児科 | 1,671 | 4.5% | 1,073 | 3.3% |
| 子どもの心の診療科 | 204 | 0.6% | 104 | 0.3% | |
| 小児外科 | 260 | 0.7% | 55 | 0.2% | |
| 小児?先天性心臓血管外科 | 2 | 0.0% | 33 | 0.1% | |
| 小児脳神経外科 | 297 | 0.8% | 31 | 0.1% | |
| 小児整形外科 | 400 | 1.1% | 109 | 0.3% | |
| 小児泌尿器科 | 267 | 0.7% | 68 | 0.2% | |
| 外 科 | 3,248 | 8.8% | 4,086 | 12.5% | |
| 【内訳】 | 乳腺?総合外科 | 438 | 1.2% | 1,447 | 4.4% |
| 腎臓外科 | 270 | 0.7% | 193 | 0.6% | |
| 消化器外科 | 1,038 | 2.8% | 1,224 | 3.7% | |
| 形成外科 | 541 | 1.5% | 153 | 0.5% | |
| 心臓血管外科 | 538 | 1.5% | 660 | 2.0% | |
| 呼吸器外科 | 289 | 0.8% | 297 | 0.9% | |
| 移植外科 | 123 | 0.3% | 111 | 0.3% | |
| 美容外科 | 11 | 0.0% | 1 | 0.0% | |
| 脳神経外科 | 798 | 2.2% | 682 | 2.1% | |
| 整形外科 | 1,493 | 4.0% | 1,295 | 3.9% | |
| 皮膚科 | 1,716 | 4.6% | 853 | 2.6% | |
| 泌尿器科 | 1,144 | 3.1% | 922 | 2.8% | |
| 眼科 | 3,406 | 9.2% | 3,270 | 10.0% | |
| 耳鼻咽喉科 | 1,495 | 4.0% | 793 | 2.4% | |
| 産婦人科 | 2,739 | 7.4% | 1,128 | 3.4% | |
| 【内訳】 | 産科 | 1,230 | 3.3% | 191 | 0.6% |
| 婦人科 | 1,509 | 4.1% | 937 | 2.9% | |
| 放射線科 | 1,220 | 3.3% | 32 | 0.1% | |
| 麻酔科 | 41 | 0.1% | 44 | 0.1% | |
| リハビリテーション科 | 18 | 0.0% | 13 | 0.0% | |
| 歯科口腔外科 | 3,287 | 8.9% | 2,180 | 6.6% | |
| 救命救急センター | 553 | 1.5% | 759 | 2.3% | |
| 合 計 | 36,935 | 100.0% | 32,793 | 100.0% | |
(5)医療福祉相談室
【医療ソーシャルワーカー(MSW)】
2024(R6)年度の当室は、「安心して療養生活に専念できる相談体制の構築」を目標に掲げ、COVID-19対策の継続を図りながら①療養中の心理?社会的支援②社会保障制度活用の支援③療養基盤の調整④医療?保健?福祉機関との連携⑤相談窓口の円滑な運営⑥患者サポート体制の円滑な運営等の充実に取り組んだ。
主な活動は、次のとおりである。
- 後方支援にかかる取り組みとして、?入退院支援システム「わんコネ」を導入し、ICTによる近隣医療機関との転院相談を開始した。?近隣医療機関(10か所)への表敬訪問(医師?NS?MSW?事務職)を行った。?「しもつけ地域連携会(わんコネ勉強会)」を開催(Web)した。?診療科別後方実績(表1)の作成に着手した。
- 「脳卒中?心臓病総合支援センター」にかかる事業として、2月に「脳卒中サロン」、7月に「市民公開講座」を開催した。
- がん患者と家族のサロン「虹」は、集合形式を復活させ開催した(ミニレクチャー?リラクセーション体操?自由な語り合い?社会資源ブース?アピアランスケア/年5回)。なお、開催にあたり県主催の「がん患者ピアサポーター養成研修会」を受けたピアサポーターとの連携に配慮した。
- 虐待対応?防止に関する「病院職員への周知?教育」の一環として、虐待講習会(Web)を開催した(年2回)
- 成人虐待対応専門委員会では、定例的にコアメンバーによる勉強会を開催した。
- 患者サポート体制加算にかかる患者相談窓口の体制について、苦情相談等発生時のフローチャートの見直しを検討した。
- 毎年発行している「MSWのしおり」は、「相談窓口のしおり」に改称し、社会福祉士関連にかかる活動報告書として 第11号(2023(365体育娱乐场5)年度)を発行した。
1)相談ケース数
図1は相談ケース数を示した。(新規2,252件/延49,255件)
ここでは「新規患者数(新規?再規ケース数)」と「延患者数(1行為を1件数)」としてカウントする。
図1 相談ケース数
2)相談ケース数内訳
図2は新規患者数2,252件、延患者数49,255件の内訳の4分類(一般相談、がん相談、子ども相談、脳卒中?心臓病総合支援センター)を示した。
図2 相談ケース数内訳
3)相談内容別件数
相談内容別件数59,498件の比率は、入院が82%を占め、18%が外来であった(図3)。
図3 相談内容入外比率
相談内容別件数59,498件の内訳を、図4に示した。1回の相談で複数の相談を受けた場合は複数カウントしている(図4)。
図4 相談内容別件数
4)実践報告
(1)虐待対応委員会(小児、成人)
虐待事案への対応のために設置した小児虐待対応専門(CAPS)委員会並びに、成人虐待対応専門(成人専門)委員会の活動
①CAPS委員会
全体件数70件の内、16件が委員会介入であった。「未介入」は80%を占めていたが、内、60%は委員会への報告?協議を、20%は状況確認を行っていた(図5)。
図5 CAPS委員会取扱い件数
虐待分類(児童)を4項目に示した(図6)。
図6 虐待分類(児童)
②成人専門委員会
全体件数21件の内、1件が委員会介入であった。「未介入」は95%を占めていたが、内、43%は委員会への報告?協議を、52%は状況確認並びに地域関係機関との調整を行っていた(図7)
図7 成人専門委員会取扱い件数
虐待分類(成人)を7項目に示した(図8)。
図8 虐待分類(成人)
(2)患者相談(苦情?クレーム?要望等)
患者相談取扱い件数620件の内、51%が接遇、34%が診療内容であった(図9)。
図9 患者相談取扱い件数
患者相談(苦情?要望等)にかかる報告書は、総務課経由にて報告部署*への供覧に加え、該当所属部署(所属長)への提出を行った。*病院長、病院事務部長、病院事務部副部長、総務課、看護部、医療の質向上?安全推進センター
(3)治療と仕事の両立に関する相談会
就労相談会取扱い件数44件の内、就職は75%を占めた。25%が就労継続、復職の相談はなかった(図10)。
図10 相談会取扱い件数
就労相談会は、対面形式の面接をとりながら開催「継続」を図った(毎月第2水曜日)。
5)実践行動
①患者(児)とその家族の権利擁護に配慮しながら、次の行動に取り組んだ。
- 院内各部門との連携強化を意識しながら適切な相談機関に繋がる多面的な支援の実施
- 情報の共有等を含め地域の関係機関との連絡調整やカンファレンスの実施
- 救急科の入院患者を対象に、ソーシャルハイリスクシートの活用(医師?看護職の記載)や、入退院支援に係る多職種カンファレンス(退院困難患者の抽出)への参加
②「重症患者初期支援充実加算」にかかる施設基準に、重症病棟部門(ER, HCU, ICU, CCU)、周産期センター(NICU, GCU, MFICU)、とちぎ子ども医療センター(PICU)を対象とした「患者及びその家族等に対する支援に係る取組みの評価等を行うカンファレンスの実施と記録保管」が掲げられたことから、支援実績の評価に繋がる多職種カンファレンスへの参加を行った。
表1 診療科別後方実績
診療科別に介入の多かった転院実件数をみると、救急科、脳神経内科、脳神経外科、整形外科、消化器外科の5大診療科となっている。その5大診療科の中で、支援開始までの日数(入院日から退院調整開始日)は、救急科が一桁で、それ以外の診療科は二桁である。また、支援実日数(退院調整開始日から退院決定日)では、救急科、整形外科、消化器外科が一桁で、脳神経内科、脳神経外科は二桁である。
(6)看護支援室
【退院調整?相談対応】
①在宅医?訪問看護への調整人数
在宅医への調整は217件であった。調整数では消化器外科59件、呼吸器内科35件、泌尿器科24件の順であった。乳腺科、脳神経外科、脳神経内科、耳鼻咽喉科、小児科は外来調整が50%を超えていた。
訪問看護は268件であった。消化器外科63件、呼吸器内科39件、小児科31件の順であった。
②対応件数
退院調整?相談対応件数は延17,039件であった。がん患者は6,508件、がん以外の一般患者は6,210件、子どもは2,877件となっている。院外からの相談は、がん患者277件、一般患者は145件、子ども28件であった。昨年度から脳卒中?心臓病の相談を別に表記しており1,444件であった。
③年齢別分類
70~79歳の割合が高くなっている。
④依頼ルート
退院調整の依頼は、約57%が院内スタッフからの依頼である。次に、介護関連事業所、本人?家族、医療機関と続く。
⑤診療科別件数
総数は15,406件であった。相談件数上位の小児科、消化器外科、脳神経内科は昨年と同じである。
⑥対応方法
電話対応が12,913件であり、約54%であった。次いで、対面での相談が6,966件であり、約29%であった。
⑦関係者?対象者
退院調整等で関わる関係者?対象者は以下の通りである。院内スタッフとの連携が10,585件であった。これは全体数の約36%である。医療機関の総数は、4,843件で、約16%であった。
⑧対応内容
退院?転院調整とは、療養方針の確認や訪問診療、訪問看護等との連携支援を含める。これは、全体の約62%を占めていた。
⑨相談時間
相談時間の内訳は以下である。電話対応で15分未満が46%を占める一方、退院後訪問や院外カンファレンス参加等で、2時間以上を要することも約1.7%あった。
【入退院支援加算1?3】
入退院支援加算1は、12,066件、入退院支援加算3は、122件算定した。2病棟に1名の退院支援担当者の配置や各病棟で入院時多職種カンファレンスを実施し、退院支援の充実を図っている。また、介護支援等連携指導料は、409件を算定し、入院時に介護支援専門員や相談支援専門員との連携強化を図っている。
(7)入退院支援室
①ベッドコントロール
総数は1,336件、平均件数は約111件(月)であった。
ベッドコントロールの依頼が多かった診療科は、消化器外科で199件、婦人科123件、皮膚科115件であった。
ベッドコントロールの受け入れ部署は、8A(159件)、4W(136件)、5E(132件)であった。
②入院前面談
入院中や退院後に必要となる患者支援を予測して、早期に病棟やMSWなどのサポートに繋げていき、また看護業務負担軽減に向けた取り組みの一環として、2016年9月より入院前面談による看護基本情報入力を開始した。
3診療科から開始し、現在は24診療科を対象診療科としている。2023年の月平均面談数は629件であり、2024年は650件であった。
③入院時支援加算
入院前面談による予定入院患者の情報収集と算定要件の整備をおこない2020年5月から加算算定を開始した。2023年は1986件で、2024年は2562件であった。
(8)ボランティア支援室
- ボランティア会議の開催
ボランティア会議を年2回開催し、病院内における今後のボランティア活動に関して検討を行った。 - 募集活動
- ボランティア説明会の開催
子ども医療センター?マクドナルドハウスとの合同説明会を6月に開催した。 - ホームページへの掲載
ホームページへの記事掲載により活動の状況を外部に広く発信した。 - 下野市広報誌への掲載
2025年4月号に活動内容と募集案内を掲載した。
- ボランティア説明会の開催
- 活動状況
附属病院ボランティアの2024年度新規登録者は4名であり、現在の登録人数は26名となった。主な活動は、来院者に対する院内の案内誘導、車いす介助、がんサロン案内等である。3月に附属病院と子ども医療センター合同のボランティア交流会を開催し、約50名の参加者があった
