看護部【アニュアルレポート】
1.スタッフ(2025年4月1日現在)
| 看護職員 | 1,473人 |
|---|---|
| 看護師 | 1,394人 |
| 助産師 | 76人 |
| 保健師 | 3人 |
2.看護部理念
安心感と温もりのある患者中心の看護を提供します
3.基本方針
- 患者さんの意思を尊重し、「いのち」と「暮らし」を守る看護を提供します。
- 患者さんと家族とともに、地域関係機関や院内の多職種と協働した質の高いチーム医療を行います。
- 地域医療における看護を牽引できる人材を育成し、社会に貢献します。
- 高度先進医療を推進する実践力と生活の視点をもち、最善の看護が想像できる専門職業人を目指して、自己研鑽に努めます。
4.2024年度看護部活動
看護部の年間活動は、「SWOT/クロスSWOT分析」ツールで現状分析し、取り組む重点課題を抽出する。次に顧客、内部プロセス、成長と学習、財務の4視点から総合的に戦略目標を把握できるBSC(Balanced ScoreCard)を用いて整理し、各委員会?各部署等をKPIオーナーとし、目標達成に向け具体的行動計画を立案し実施する。各種データを踏まえて中間評価と最終評価を行っている。各部署においても同様に各係や主任看護師や看護師長をKPIオーナーとし、具体的行動計画を立案し実施する。
【2024年度看護部目標】
- 変化する医療情勢や患者のニーズに柔軟に対応し、患者満足度の向上を図る
- 安全で質の高い看護の提供を維持するために看護職員を育成する
- 心身ともに健康で働き続けられる職場環境を整備し、職員満足度の向上を図る
- 質の高い看護実践と経営を意識した看護活動により病院収益に貢献する
【BSCの4視点に関しての取り組み】
4視点別に重要成功要因を項目立てし、重要業績評価指標(KPI)、目標値、活動、成果を記載する。
1.顧客の視点
- 外部顧客
(1)患者満足の維持?向上
患者満足度調査満足割合、外来?入院ともに98%以上
患者サービス検討委員会による、ポスターでの療養環境整備の啓蒙、身だしなみチェックや患者応対チェックの活用の推奨を図った。また各部署が特性を踏まえた実施項目に取り組んだ。
「満足」「やや満足」の割合は、外来98.8%(+0.3)、入院98.2%(-0.6)で前年度に引き続き高い患者満足度を維持できた。お褒めのことば、お叱りのことばを大切に真摯に取り組んでいく。 - 内部顧客
(1)職員満足の維持?向上
職員満足度調査満足割合(4段階評価)、総合満足2.8以上?やりがいを感じる2.8以上?仕事を通じた成長2.8以上
看護師長による目標管理面接を通じた個人目標設定への動機付けと目標達成に向けた継続的支援を実施。総合満足2.8、やりがい2.85、成長2.85で目標達成した。緊急事態宣言を受け、急激な稼働率上昇、病床再編、手術件数増に対応しながら満足度を維持できた。師長による目標面節の満足度が3.03と高値であったことからも充実した面談の成果と考えられる。(2)働き方の工夫
①19時までの退勤割合、病棟60%以上 中央部門80%以上
看護業務委員会が中心となりJUNIORS(業務進捗管理システム)活用による部署内応援促進を支援した。また院内全体でマスクdeチェンジでの勤務帯明示により、指示出しや指示受けを互いに意識し取り組んだ。中央部門は81%で目標達成したが病棟部門は56%と目標達成しなかった。病棟稼働率増、手術件数増などで業務量が増加する中で、病棟再編統合とそれに伴う人事異動や業務すり合わせを行う必要があったことによる影響と考えられる。WLBの維持と勤務インターバル11時間を守るために、退勤時間の目標を目指すことは今後も持続していきたい。②時間外勤務の減少、【理由別】指示受け72分以下、看護記録64分以下、ケア43分以下
指示受け66分、ケア41分、記録63分で全項目達成した。看護業務委員会が中心となり各部署が取り組んだ業務改善の好事例を収集?啓蒙による効果、看護師長による計画的な勤務作成、業務の見直しとそれに応じた勤務時間の工夫などの効果と考えられる。
2.内部プロセスの視点
患者安全
- 患者の安全の確保
①インシデント0レベル報告数、2,160件以上及び0レベル報告からの予防策検討、2事例以上2,716件(前年度+562件)0レベル報告の文化は根付いている。0レベルを活用した予防策の検討は、インシデント事例の検討やKYTを代わりに実施したなど、0レベル活用の意図が十分浸透しなかった可能性がある。
②身体拘束実施率、一般病棟5%以下 重症部門45%以下
重症部門42.2%で目標値達成したが一般病棟では5.6%と未達成。身体拘束の監査を全病棟で年2回実施し、カンファレンス記録などの項目の上昇がみられているが代替え案の検討は不十分である。身体拘束最小化チームと安全推進委員会で連携し取り組んでいく。 - 感染防止
手指消毒剤払出量、患者1,000人当たりの手指消毒剤使用料20L/月以上(一般病棟)
一般病棟は1部署あたり21L/月と目標を達成したが、目標を達成しない部署が30部署中6部署であった。5つのタイミング遵守に向け感染制御部と連携しリンクナースの活動を支援する。
- 褥瘡発生防止
褥瘡推定発生率、一般病棟0.4%以下 重症部門8%以下
重症部門6.7%で目標達成したが、一般病棟は0.59%であり未達成である。スキンテアと褥瘡の違いを正しく観察評価できるよう、褥瘡管理者を中心に各部署への情報提供、教育を行う。
質の高い看護の提供
- 看護の質的評価の向上
①固定チームのチーム目標達成率、80%以上
固定チーム検討会による質評価とフィードバックによる部署支援、チームリーダー?サブリーダー連絡会開催により、1年間で達成可能な目標設定ができ、全93チーム中84チーム、90.3%が目標達成できた。②患者アウトカムの達成率、一般病棟96.2%以上重症部門91.3%以上
一般病棟97.2%(前年度比+0.6)、重症部門93.6%(+2.3)で目標達成した。③成果指標達成率、93.4%以上
94.8%(前年度比+1.4)で目標達成した。④看護記録監査の質評価項目点数、1回目監査より2回目が上昇
1回目2.90点(5点満点)、2回目3.36で目標達成した。 - 意思決定支援の強化
ICタグ「同席基準該当有り」に対する「IC同席」「理解?納得状況の確認」記録件数、80%以上。
基準委員会が各部署の取り組みシート結果を分析しフィードバックする支援を実施した。医師との連携不足による、ICの把握もれや記録の不備により、75.2%で目標は未達成であった。 - 退院支援の充実
①医療的ケアがある患者への退院指導実施割合、入院61%以上、外来12%以上
在宅移行支援連絡会によるTotaraでの研修や、在宅療養指導管理料該当患者支援フローの提示等連絡員の支援を実施した。入院で61%、外来は13.8%で目標達成した。 - 人材の活用強化
専門看護師?認定看護師の活動の目標達成率、個人80% グループ80%
専門認定看護師活動検討会が活動計画の立案から実践評価を支援し、個人84.1% グループ90%で目標達成した。
3.学習と成長の視点
- 人材の育成
(1)特定行為看護師増加
5か年育成計画を策定初年度の入校者数、10月期?4月期で22人以上
特定行為看護師活動推進委員会による啓蒙活動や、計画に則り各部署から看護師長が面接時に適任者への動機付けを行った。合計22人が入講し目標達成した。(2)認定看護師増加
認定看護師養成校の入校者数、3人以上専門?認看護師活動検討会による啓蒙活動や、看護師長によるキャリア面談を行った。前述の特定行為看護師の確保を強化した影響もあり、結果として入校者は1人で目標は未達成であった。ただし受験希望者が5人確保できた。(3)看護職員育成
ナーシングスキルスの受講、3年目以上看護師5%以上が共通科目1科目以上を受講
特定行為研修の組織定着化事業への参画を機会ととらえ、事業要件を目標とした。23.7%が1科目以上を受講し、目標達成した。(4)災害ナース育成
災害支援ナース養成研修参加者、10人以上
受講希望者が多く、希望者全員が受講できなかった。14人が受講し登録済で目標達成した。 - 災害対策の強化
(1)災害対策能力の向上
①災害訓練の実施率、100%
シナリオを用いた災害訓練と減災トレーニングの実施、災害対策学習会の実施を提示し、安全推進委員会が中心となって部署支援をし、100%で目標を達成した。②Teamsを活用した安否確認の実施率、100%
2回行い全部署実施率100%で目標達成した。
4.財務の視点
1)病院経営への貢献
- 病床運用の効率化
①DPCⅡ期内退院率、50%以上
各部署でクリスタを用いたデータ活用、分析、退院調整の強化、クリニカルパスの修正を行ったが結果は47.6%で未達成であった。②特定入院料算定率(重症部門)、部署ごとに設定
手術件数増、断らない医療、TCUの積極的活用により対象8部門中6部署は目標達成した。 - 加算取得率(数)の増加
①認知症ケア加算算定漏れ件数、100件以内
看護情報システム委員会が認知症高齢者日常生活の判定フローを作成し、周知した。1月であったことが影響し、減少しているが月平均130件の算定漏れがあり目標は未達成である。②せん妄ハイリスク患者ケア加算算定漏れ件数10件以内
せん妄ハイリスク加算は70歳以上の算定漏れは減少傾向が見られたが、月平均27件の算定漏れがあり、目標は未達成である。さらなる各部署での分析が必要である。③入退院支援加算1と3の算定率、45%以上
在宅移行支援委員会が連絡員の活動を支援し、48.9%で目標達成。
5.看護部の教育実績
1)看護職の院内教育の実績
看護職員の院内研修は看護部の教育方針のもと、J-ARISEキャリア?パスのキャリア?ラダー研修プログラムに沿って実施した(看護職キャリア支援センターの項参照)。主任看護師研修会は年間テーマを前年度のキーワードであった「経営的な視点」を継続し、「経営的な視点から慣習にとらわれない看護を考える」とし、隔月で6回開催した(表1参照)。マネジメントラダーⅠの評価指標に照らして自己の課題を明確にし、取り組みを通した能力の向上を図った。前半は「緊急事態宣言」を踏まえた部署の現状分析と課題解決に向けた主任看護師に求められる役割について意見交換し、具体的な年間活動を計画した。中盤にマネジメントリフレクションで客観的に自己の看護管理実践能力を振り返り、最終回では、取り組んだ成果を ?背景? ?実践計画? ?実践内容? ?評価と課題?の4つの題目にまとめ発表した。
看護師長研修会は年間テーマを「看護管理者としてマネジメントラダー『質管理能力』の向上を図る」とし、隔月で6回開催した(表2参照)。マネジメントラダーⅡの評価指標に照らして自己の課題を明確にし、取り組みを通した能力の向上を図った。前半は、部署の課題解決に向けた ?データの活用」と?質管理における自己課題? について文献を活用しながら意見交換し、具体的な年間活動を計画した。中盤に看護部長の講話から自己の看護管理実践能力の振り返りや、質評価に必要な看護記録について理解を深めた。最終回では、取り組んだ成果を ?背景? ?実践計画? ?実践内容? ?評価と課題? の4つの題目にまとめ発表した。
看護部講演会は、昭和大学大学院保健医療学研究科准教授の副島賢和先生を講師に招き、テーマ ?自分も相手も大切にするかかわり?院内学級の子どもたちが教えてくれた大切なこと?? を開催した。附属病院看護部187名の参加があった。
2)看護職の資格取得に関わる院外教育の実績
認定看護師の育成では2024年度は ?脳卒中リハビリテーション看護?「認知症看護」「呼吸器疾患看護」「生殖看護」「クリティカルケア」「皮膚?排泄ケア」の6領域の教育課程で6名が修了した。認定看護師24名と専門看護師15名が活躍している。今後を見据えた育成計画を検討し、各領域に複数配置を目指す。
認定看護管理者の育成では2024年度はファーストレベル7名、セカンドレベル5名、サードレベル2名が受講した。現在、主任看護師85名中ファーストレベルの修了者は64名である。また看護師長以上50名中サードレベルまでの修了者は15名となった。さらに認定看護管理者は14名を維持している。
2024年4月現在在職している特定行為看護師は59名である。体制整備と周知活動により組織横断的活動が行えており、活動件数は月平均430件と前年度(365件)より増加している。また、今年度より、本学の看護師特定行為研修センターを活用した ?特定行為看護師育成5か年計画? を掲げ職員に周知した。2024年度は4月期?10月期を合わせ新15名、科目追加3名が入校した。今後は適正配置やニーズの高い行為を中心に育成計画に基づくさらなる受講者の確保を進めるとともに、安全な実施を継続するため院内全体での支援体制を整える。
3)学会および院外研修会の参加実績
学術集会はハイブリット開催で行われており、自分自身の都合に合わせて参加形態を選択できるようになっている。2024年度は48種類の学会に222名が参加し、33名が演題発表した。
院外研修への参加は、看護協会主催の研修受講者147名、その他(企業?財団?大学?学会等)主催の研修受講者113名で合計260名であった。
4)臨床実習の教育体制
365体育娱乐场感染症が第5類となった以降も、マスクの着用や手指消毒、黙食、健康観察などの徹底を確認し、本学看護学部の全学年のすべての実習を実施した。また、本学外の看護師養成機関の臨床実習についても依頼のあった3校に実施できた(表3参照)
認定看護師教育課程の実習は「緩和ケア」1校2名、「がん放射線療法看護」1校2名、「摂食?嚥下障害看護」1校2名、?感染管理? 1校3名を受け入れた(表4参照)。実習指導者を計画的に育成し、基礎教育、継続教育の受け入れ体制を整えており、県内外の看護師教育に貢献している。
5)院外への講師派遣
栃木県看護協会や県内外の医療機関、行政機関、看護師養成機関3施設等からの依頼を受け、249名の看護部職員を講師?指導者として派遣し、多くの医療職の教育に貢献している。
表1 主任看護師研修会実施状況
| 日程 | 参加者 | テーマ | 目的 | 目標 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 5月10日(金) | 83名 | 経営的な視点から慣習にとらわれない看護を考える | 主任看護師として、経営的視点から慣習にとらわれない看護の質向上を図るための部署の課題を見いだすことができる主任看護師としてチーム医療における協働?連携を考えることができる | ①経営的視点から慣習にとらわれない看護サービスの提供について取り組む必要性を理解できる ②経営的視点から慣習にとらわれない看護の質向上に繋がる活動を見いだせるチーム医療との連携における主任看護師の役割と調整方法がわかる |
| 第2回 | 7月12日(金) | 79名 | 経営的な視点から慣習にとらわれない看護を考える | 経営的視点から慣習にとらわれない看護に関する取り組みについて考える | ①委員会活動をふまえ、主任看護師に求められる役割が理解できる ②グループワークを通して、今年度取り組む内容の具体化が図れる |
| 第3回 | 9月13日(金) | 80名 | 経営的な視点から慣習にとらわれない看護を考える | 主任看護師として経営的視点から慣習にとらわれない看護に関する取り組みについて情報共有する | ①看護部長講話を踏まえ、主任看護師に求められる役割を理解できる ②自身の取り組みの根拠となる情報を共有できる |
| 第4回 | 11月8日(金) | 78名 | 看護倫理研修【2】レポート評価 | ラダーⅡBトライ者研修看護倫理研修【2】のレポート評価をし、部署での看護倫理に関する教育や人材育成に活かすことができる | ①ラダーⅡBに求められる看護倫理力とその評価の視点を理解できる ②看護倫理研修【2】のレポート評価ができる |
| 第5回 | 365体育娱乐场7年 1月10日(金) |
75名 | 主任看護師活動に対するマネジメントリフレクション | 主任看護師活動に対するマネジメントリフレクションを通し、主任看護師としての看護管理実践能力を高める | ①自己のマネジメント経験を内省し他者から示唆を得ることで、主任看護師活動におけるマネジメントの気づきや学びを深めることができる ②主任看護師活動におけるマネジメントの課題解決に向けた具体策を見出すことができる |
| 第6回 | 3月14日(金) | 76名 | 経営的な視点から慣習にとらわれない看護を考える | マネジメントの実践報告を通し、経営的視点から慣習にとらわれない看護サービス提供に向けた看護管理能力を高める | マネジメントの実践と成果を共有し、次年度の課題を見出すことができる |
表2 看護師長研修会実施状況
| 日程 | 参加者 | テーマ | 目的 | 目標 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 5月17日(金) | 44名 | 看護管理者としてマネジメントラダーの?質管理能力?の向上を図る | 看護管理者マネジメントラダーにおける質管理とデータ活用について理解できる | ①質管理における自部署の課題について考えることができる ②問題解決のために活用できるデータについて考えることができる③質管理における看護管理者としての自己課題を考えることができる |
| 第2回 | 7月18日(木) | 39名 | 看護管理者としてマネジメントラダーの?質管理能力?の向上を図る | 部署の質管理に関する課題が明確になり、具体的な活動計画が立案できる | ①質管理に関する知識?情報をグループメンバーと共有する ②活動計画のゴールが設定できる |
| 第3回 | 9月19日(木) | 42名 | 看護部?看護部長が期待する、看護師長の役割や質管理能力について学ぶ | 講師:福田順子看護部長 看護師長に求められる質管理能力について学ぶ |
①看護部?看護部長が期待する看護師長の質管理能力が理解できる ②グループワークを通して、今回の学びを看護管理者としてどのように生かすか検討できる |
| 第4回 | 11月21日(木) | 42名 | 人材育成能力の向上 | 看護師長として人材育成能力を高めることができる | マネジメント研修【1】&実践教育研修 【1】の研修レポートの評価ができる |
| 第5回 | 365体育娱乐场7年 1月16日(木) |
40名 | 看護管理者としてマネジメントラダーの?質管理能力?向上を図る | 自部署の看護ケアの質評価ができる | 自部署の看護ケアの質評価に必要な看護記録の課題が分かる |
| 第6回 | 3月21日(金) | 44名 | 看護管理者としてマネジメントラダーの?質管理能力?の向上を図る | データを活用した質管理能力向上の取り組みを適切に評価し、看護管理者としての?質管理能力?の向上を図る | 自部署の質管理能力の向上への取り組みを評価し、今後の看護管理者としての自己課題を明確にできる |
表3 実習受け入れ実績(基礎教育)
| 学校名 | 日数 | 人数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 国際医療福祉大学看護学部(母性?急性) | 46 | 19 |
| 2 | 栃木県立衛生福祉大学校(小児?母性) | 30 | 56 |
| 3 | マロニエ医療福祉専門学校(助産科) | 5 | 14 |
| 4 | マロニエ医療福祉専門学校(通信) | 6 | 5 |
| 5 | マロニエ医療福祉専門学校(小児) | 2 | 57 |
表4 実習受け入れ実績(継続教育)
| 学校名 | 日数 | 人数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 群馬パース大学摂食?嚥下障害認定看護師 | 19 | 2 |
| 2 | 静岡県立がんセンターがん放射線療法看護認認定看護師 | 17 | 2 |
| 3 | 岩手県立医大附属病院緩和ケア認定看護師 | 15 | 2 |
| 4 | 独協医科大学地域共生協創センター感染管理認定看護師 | 19 | 3 |
| 5 | 聖路加国際 | 5 | 1 |
6.看護部委員会と検討会
看護部の目標達成に向け、委員会を中心に活動している。次の10の委員会と5つの検討会で以下の活動を行った。
【委員会の活動】
1)研修?看護職キャリア支援委員会
本委員会の目的は?質の高い看護を提供するために看護職員を育成する?であり?以下2項目の目標を設定し活動を行った?
(1)ラダー研修受講者に対する研修の支援について周知し評価する
立てとして、事前課題、集合研修、事後課題の一連に取り組むことにより、マネジメント力や実践教育力を育成していることを伝達した。また、人材育成にはOJTが重要であるため、部署での実践を支援してほしいことを依頼した。さらに、看護師長に対し、今年度から集合研修で用いた講義資料を配付すること、看護師長あての文書に問い合わせ先を明記し、取り組み中の対応を可能とした。これらの取り組みの評価のため、看護師長?主任看護師それぞれにアンケート調査を実施した。結果は、講義資料は80%以上が活用していると回答した。問い合わせ先の記入は、看護師長の約90%、主任看護師の約70%が役立ったと回答した。5月の主任看護師研修会での説明は、80%以上が役立ったと回答した。
(図1~3)
研修指導に対する困難感や委員会に対する希望などを収集したため、次年度の活動に反映していく予定である。
(2)ラダーⅡAからトライできる「心理ケア」「家族ケア」研修について企画?運営を検討する
看護職キャリア支援センター教育プログラム開発支援部門で「看護展開研修【1-②】心理的ケア」を勤務時間内の研修とするため、企画の変更を決定した。委員会では、検討チームを発足し、具体的な研修内容を1月から検討した。ラダーⅡAに求められる看護展開力の「日々の受持ち患者?家族を心理?社会?スピリチュアル面からアセスメントし、適切な看護計画を立案できる」能力や、「患者?家族を一個人として尊重し、信頼関係を構築できる」「家族の役割を判断し、支援できる」等の能力を育成する研修として企画した。365体育娱乐场7年度11月に開催予定である。
2)看護基準委員会
本委員会の目的は「看護の質を担保するための看護実践の基準の整備する」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)看護の質を担保できる看護業務基準?手順の整備を行う。
①看護業務基準?手順の改正を行う。
2021年度の改正の看護業務基準?手順158項目を改正した。また、現状に合わせ6項目についても改正を行った。専門性のある領域に関しては、専門?認定看護師活動検討会の協力を得て行った。
②看護業務基準?手順の有効活用に向けた取り組みを行う。
文書管理システムで看護業務基準?手順の閲覧回数を調査し、活用状況の評価を計画したが、閲覧回数が集計できなかったため、計画の修正を行った。更新した看護業務基準?手順は、看護部連絡会議でお知らせし、スタッフへの周知と有効活用を働きかけた。
次年度への課題として、看護業務基準?手順の更新は、年度によって偏りがないように数年先を見通した計画的な改正を行う。また、看護業務基準?手順の見直しに際しては、関連コンテンツに関連資料等の紐づけを行い、活用しやすくする。
次年度への課題として、看護業務基準?手順の更新は、年度によって偏りがないように数年先を見通した計画的な改正を行う。また、看護業務基準?手順の見直しに際しては、関連コンテンツに関連資料等の紐づけを行い、活用しやすくする。
看護業務基準?手順の有効活用に関しては、質が担保された看護業務基準?手順が必要時に活用できることが重要であり、更新した看護業務基準?手順は速やかに周知する。また、新規登載した看護業務基準?手順については、看護部連絡会議で説明を加えるなどし、活用の促進を行う。さらに、器材や医療材料等が変更となった場合には、タイムリーに看護業務基準?手順の更新を行い、関連部門と連携し協働した看護業務基準?手順の改正を行う。
(2)意思決定支援の強化を行う。
①IC当日記録割合が80%以上となるように支援する。
IC同席率は75.2%で、目標の80%には届かなかった。しかし、昨年度の70.2%に比べ、約5%上昇しており各部署の取り組み成果がみられている。さらに、部署におけるIC同席率を達成した部署は35部署中16部署(45.7%)であり、前年度より同席率が維持?向上した部署は、27部署あり努力の成果があった。
②各部署の取り組み実行率が80%以上となるように支援する。
取り組み実行率が80%以上の部署は、35部署中26部署(74.3%)で、取り組み実行率の平均値は84.7%だった。各部署でIC同席率向上のために様々な工夫がされており、これらを共有してもらうため取り組みシートの「計画」「中間評価」を委員会報告の資料として添付し、部署の取り組みを支援した。
次年度の課題として、病床稼働率の上昇によって共有床の利用が増加しているが、診療科によってICのタイミングや連絡方法等が異なり、連携が難しいことが挙げられている。他科医師との連携を図るためには、各病棟の努力だけでなく、指示出し?指示受けのような院内共通の方法の検討が必要である。そして、看護師に対する正しい記録の徹底ができるように部署内の教育のための支援も課題である。意思決定支援としてIC同席率向上の取り組みは定着してきたが、今後もIC同席率の維持?向上のためには、以上の課題に対し重点的に取り組めるように取り組みシートの検討を行い、同席率の向上を促進する。
3)看護研究委員会
本委員会の目的は「看護研究活動の促進を図り、看護研究の質向上のために支援する」であり、以下の2項目の目標を設定し活動を行った。
(1)看護研究相談会の参加者が各自の目標達成に向けて主体的に取り組めるように支援する。
365体育娱乐场6年度の看護研究相談会には、10名の参加者があった。研究相談会の参加者に対して、次回までの課題を具体的に示すことで、参加者の準備性を高める支援を行った。また、相談会の継続的な参加意欲を高めるために、参加者の意向を尊重した関わりを行った。参加者へのアンケート結果でも80%の参加者が「主体的に取り組めた」「目標を達成できた」と回答しており、主体的に取り組めるような支援ができた。
(2)看護展開研修において、日々の看護実践を研究的視点で評価できるように企画?運営する。
①看護展開研修【2】文献を整理?統合し、看護上の疑問を明確にできる。
受講生が看護上の疑問に関連する文献を引用しながら、整理?統合して看護上の疑問を明確にできるように講義?演習を行った。事後課題レポートの関連する評価項目が、10点?7点であった受講生は86%であり効果的な企画?運営ができた。
②看護展開研修【3】「研究テーマ」「研究背景」「研究目的」「研究意義」に一貫性のある看護研究計画書を作成できる。
「研究テーマ」「研究背景」「研究目的」「研究意義」の一貫性については、目標値を設定しておらず評価に至らなかった。そのため、「研究テーマ」「研究背景」「研究目的」「研究意義」の4つの評価項目全てが10点もしくは7点取得を一貫性があるとして算出した。該当する受講生は32%であった。一貫性のある看護研究計画書の作成には「研究背景」の記述が重要なため、次年度は研修講義と演習を検討する。これら4項目の一貫性の記述を評価できる評価指標の設定が課題である。
4)看護記録委員会
本委員会の目的は「看護の質を担保するために、看護記録の質の向上を図る」であり、以下の5項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)看護記録についての理解を深め、看護過程がわかる記録ができる
①1回目の看護記録監査の質評価項目(★印)の委員会評価平均が、2.87以上となり、2回目は1回目よりさらに上昇する。
1回目監査は2.90、2回目は3.34であり、0.44上昇した。1回目より2回目に上昇した部署は、中央手術部を除く37部署中16部署であった。中央手術部は意思決定支援項目を除く質評価項目(★印)での結果、1回目監査は3.18、2回目は3.36で目標を達成している。
②看護記録監査の意思決定支援項目に関する監査が実施できるように支援する。
監査対象患者の選定について、監査対象期間の延長や、看護記録連絡員にチェックリストの活用を促した結果、2回目の監査では全部署が意思決定支援項目の監査を実施することができた。
現在、看護記録監査については、看護記録連絡員が実施した監査を看護師長と委員会が実施し、2回の監査点数を比較し、評価している。そのため、部署の現状が反映されていないことが考えられる。さらに、看護記録の質を重視した患者選定になっていることも要因の一つとなっている。次年度は、看護記録の質向上に向けた取り組みとなるよう、データの算出方法や監査対象の選定方法について検討する必要がある。
(2)患者アウトカム達成率が上昇する
①一般病棟96.2%以上、重症部門(ICU、CCU、HCU、PICU、MFICU、NICU、EMC)91.3%以上となる
患者アウトカム達成率は一般病棟97.2%、重症部門96.3%であり、目標達成とする。
②部署で選択した看護計画患者アウトカム達成率が2023年度より上昇する
33部署で44個の患者アウトカムを選択し、32個の患者アウトカム達成率が昨年度より上昇することができた。
今年度は、アセスメント不足による誤立案について取り組む部署が多かった。次年度は、既存の患者アウトカムでは患者の状態や看護実践において合致しない場合など、標準看護計画の新規作成や修正について検討できるように支援する。
(3)成果指標達成率が93.4%以上となる
成果指標達成率は94.5%であり目標達成とする。
(4)部署で選択した標準看護計画のブラッシュアップの相談支援件数が、担当グループごとに2件/以上となる。
相談支援件数は15件で、標準看護計画に関するものは9件であった。誤立案に関する部署の取り組みが多かったため、部署で選択した標準看護計画のブラッシュアップにつながる支援は少なかったが、必要な支援は実施できたと評価し、目標達成とする。
(5)看護記録連絡員の活動目標達成率が90%以上となる
看護記録連絡員の活動目標達成率の平均は90%であり、目標達成とする。看護記録連絡員がスタッフの教育?指導において迷いなく、適切に実施できるための支援の1つとして、「看護記録基準?手順」と「看護記録監査基準」、「看護記録に関するQ&A」の見直しを行った。「看護記録手順」では、看護実践に関わる患者情報の重要項目について「意義」を付加した。次年度も疑問点などを吸い上げ、看護記録連絡員が意欲的に活動できるように支援する。
5)看護業務委員会
本委員会の目的は「効果的、効率的に業務を遂行するための業務改善、働きやすい職場環境の整備を支援する。タスクシフティング、タスクシェアリングを推進するため、他職種との調整を図る。」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)部署の時間外理由「医師指示受け関連」「患者対応①」「看護記録」の1入力に対する平均超過勤務時間が昨年より減少するための取り組みを支援する。
①2024年3月に導入となった「マスクdeチェンジ」の実施状況と効果、時間外勤務減少に関しての部署での取り組みに関してアンケート調査を実施した。
アンケートの結果から、「マスクdeチェンジ」を導入して効果?変化があったとの回答があった。半面、他職種への周知が不十分なことや実施はしているが行動化にはつながっていない現状も分かった。9月の看護師長ブロック会議で資料としてアンケート結果を提示し、看護師長間の意見交換につなげることができた。また、全職員に向けての「マスクdeチェンジ」の周知への一助にもなったと考える。
②JUNIORSの活用の効果の評価として、2024年7月と2025年1月に各1週間、2023年度調査した6部署と2024年度に看護業務委員となった委員が所属する部署2部署を対象に調査を実施した。2024年度から活用開始した部署に関しては、1月に比べ「退勤時間の差」、「終了予定時間と実際終了した時間」ともにやや良くなっていたことからタイムマネジメントや部署内応援に対する意識付けになったと考えられる。長期使用部署では、2024年度7月と1月を比較し、明らかな傾向は読み取ることはできなかった。1月は、全体的な病床稼働率の上昇、病床再編に伴いベッドコントロールの受け入れ増加、調整や予定終了時刻申告後の急患受け入れなどが結果に影響したと考える。アンケート結果から重症救急部門を除く病棟では、JUNIORSを導入し部署内で工夫?活用していることも分かった。支援?介入の希望がなかったため、実際にJUNIORS活用に関して部署に介入することはなかった。
③看護記録の削減?見直しに関しては、不要な看護記録の調査を行い、削減に取り組むことも検討したが、部署の特性等もあり直接的な介入は困難と判断した。しかし、時間外勤務減少に向けた取り組み紹介のポスター内で看護記録に関するテンプレートの活用や、記録の重複を避けることを掲載して、各部署に情報提供を行った。
④2023年度と比較して勤務外時間が減少している部署など8部署に部署訪問を行った。実際の取り組みの詳細を確認し、各部署での良い取り組みを紹介するポスターを作成し、1月の看護部連絡会議で部署に配付した。時間外勤務減少に向けた取り組み等の情報を提供したことは、部署での勤務時間外の減少に向けた取り組みへの支援に繋がったと考える。
(2)効果的?効率的に業務を遂行するための業務改善をする。
①2024年3月に導入された氷枕?氷頚カバーの評価を実施する
新しい氷枕?氷頚カバーを使用している部署では、ほとんどの部署が使いやすくなったと回答している。そのため、変更した氷枕?氷頚カバーは問題なく使用できていることが確認できた。
②輸液ポンプとシリンジポンプの使用基準を作成する
新規作成した「輸液ポンプ?シリンジポンプの使用基準」を2025年1月6日から運用開始とした。看護基準?手順【輸液ポンプ管理】【シリンジポンプ管理】の追記を看護基準委員会に依頼し完了した。
③看護用具?医療機器一覧の見直しをする
11月に現状調査を行い、エクスプローラーへの登載が完了した。今年度は要望があった身体拘束物品の「メガミトン」を追加した。
④「部署間応援(リリーフ)体制」の見直しをする
部署間応援(リリーフ)体制を開始した時期から、病床稼働率が概ね5%程上昇している。2024年11月に調査した結果、現行の病床稼働率70%以下のリリーフ協力であると、要請に協力できない部署がある状況が6日間あった。しかし、病床稼働率を75%以下に変更した場合は、そのうち5日間要請に協力できる状況となる。そのため、リリーフ協力判断基準となる日勤帯の病床稼働率を「70%以下」から「75%以下」に変更した。ただし、リリーフ協力は、まず部署内で調整を行い、安全を確保して部署間での協力をすることが前提である判断基準を追加し、改正した。
⑤輸液ラインを中心に診療材料の見直しをする
輸液ルートと延長チューブについて検討した。部署限定品を使用部署にヒアリングしたが、用途限定で使用しており削除できなかった。また、輸液ルートは種類を統一すると現状より高額となるため、現行通りとした。また、延長チューブも企画の種類は多いが、用途限定で使用しており価格に差はなく、統一してもコスト削減につながらないため現行通りとし、削除できる製品はなかった。
⑥情報収集の工夫として汎用ワークシートの紹介をする
患者ワークシートと汎用ワークシートが統合できれば情報収集が効率的に行えるのではないかと考え、検討した。しかし、医療情報部看護情報管理室に相談した結果、統合して使用することは出来ないとの回答だったため、紹介には至らなかった。
6)看護情報システム委員会
本委員会の目的は「1.電子カルテ?看護支援システムの円滑な運用を支援する。2.ICT活用を提案し、支援する。3.施設基準に関連するデータを正確に評価し、入力できるよう支援する。」であり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)電子カルテ?看護支援システムの円滑な運用を支援する
①JUMP3 運用マニュアルを改定する
「JUMP2JONNAVI運用マニュアル看護師用」の全項目の修正が終了し、改訂したマニュアルは12月に院内ポータルサイトに登載した。
②「JUMP困りごと相談ファイル」を継続して活用し、各部署の相談に対応する
1月までの相談件数は48件であり、対応結果は、対応済み35件、対応中6件、再現待ち5件、仕様変更検討2件であった。対応についてのフィードバックは部署担当者が行い、疑問点の有無などを確認した。JUMP困りごと相談ファイルにより、システムの不具合を早めに把握し対応することができた。また、不便と感じることを相談し、対応を検討する場があることで、部署からの意見が出しやすくなり、効率性が向上していると考える。JUMP困りごとファイルに記載されている内容をスタッフが確認し、共有に繋がっていることも利点の一つである。問題が発覚した際に改修するまでに時間を要することがあるが、対応していることを周知する場にもなっている。
(2)ICTの活用を提案し、支援する
①ICT機器活用を推進する意義(データの正確性、タイムリーな入力)を全スタッフが理解し、実施率が向上するように働きかける
目標値を「体温のフェリカ?Android入力割合が50%以上となる」とした。4月の時点で体温のフェリカ?Android入力割合が50%以下の13部署に7月に訪問し、入力状況の確認と対応策の検討を行った。対応策の伝達は全部署に行い、入力割合の総計は4月:49.2%、9月:52.3%、1月:55.4%であった。入力割合の総計は50%以上に上昇しており、目標は達成した。連絡員に毎月のデータを委員会報告で確認するように周知したことで、連絡員が対応策を検討する部署もあり、データを提示することは有用であったと考える。訪問全部署が50%以上には到達していないが、4月と比較すると1月は全部署で入力割合が上昇しており、介入により意識が高まったと考える。
(3)重症度、医療?看護必要度やせん妄?認知症加算を適切に評価し、入力ができるように支援する。
①新人看護職員、全職員対象の重症度、医療?看護必要度研修を実施する
診療報酬改定にあわせて資料の修正を行い、totaraによる学習環境を整えた。新人看護職員対象の研修は、totaraで学習後に紙面のテストを実施した。評価の根拠を記載することで、評価に至るまでの思考過程が正しいか確認することができた。昨年度と比較して1回目のテストの合格率は上昇しなかったが、2回目のテストで全員合格することができた。部署別研修看護必要度勉強会は期日までに全職員がtotaraで満点を取得でき、全職員が重症度、医療?看護必要度研修を修了した。
②各部署のせん妄?認知症加算のデータと取り組み状況を把握し、取得率が向上するように働きかける
に修正した。計画立案時に算定を行うことで算定漏れを防ぐことができると考えるが、クリニカスパスに組み込まれている場合には算定に結びつかない可能性がある。また、重症救急部門から短期間で一般病棟に転棟した場合に算定漏れに気づけないことがあり、転棟後に加算が算定されているか確認する必要がある。算定漏れは12月33件、1月33件、2月37件と目標達成できなかった。認知症ケア加算については、4月から8月の算定漏れは791件(月平均158.2件)であった。認知症ケア加算算定状況に関するデータは現場の患者状況と差異が生じているため、各部署でデータを確認してもらう必要性を感じた。エラーを把握して対策を講じることで、各部署の算定精度が向上し、データと現場の差異が減少すると考え、各部署が算定漏れに関するデータを利用して自部署の分析を行い、対策を講じてもらうように働きかけた。中間評価で目標値を見直し、「認知症ケア加算の加算取得「無」/看護計画「有」が月件数100件未満になる」とした。アンケートから認知症高齢者日常生活自立度ⅡからⅢで変動がある患者が、認知症ケア加算の対象であるか判断が難しいという意見があったため、対象と判断できる指標を症状や行動の具体例から検討し、「認知症高齢者日常生活自立度の判定フロー」を作成し、1月の主任看護師研修会で使用方法を周知した。算定漏れは12月139件から1月232件に増えたが、2月は90件に減少し目標達成することができた。取得率が向上するための働きかけに関しては、アンケートによる現場把握から介入までのタイミングが遅く、各部署への個別の働きかけが不十分であったと考える。次年度も加算漏れの原因について自部署で分析できるように働きかけていく必要がある。
7)在宅移行支援委員会
本委員会の目的は「特定機能病院の役割を踏まえた、質の高い退院支援、在宅移行が実践できるよう支援する」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)退院支援が必要と判断する患者に退院支援を提供する
①入退院支援加算1と3の算定率45%以上
在宅移行支援連絡員と365体育娱乐场6年度採用の新人看護職員と既卒看護職員を対象に「入院時スクリーニングに関する事例紹介」のtotaraの視聴を実施した。対象者以外にもtotaraの視聴を可能にし、退院支援の知識を深められるように支援を行った。結果、入退院支援加算1と3の算定率は49.0%であり、目標は達成した。次年度も看護部BSCの目標に則り、在宅移行支援連絡員の活動を支援していく。
(2)在宅療養指導管理料と在宅療養指導料の理解を深め、算定に結び付けられる
①在宅療養指導管理料に対する在宅療養指導料の算定割合が入院:61%以上、外来:12%以上
在宅移行支援連絡員と365体育娱乐场6年度採用の新人看護職員と既卒看護職員を対象に「在宅療養指導管理料について」のtotaraの視聴と「在宅療養管理料該当患者支援フロー」の周知を行った。在宅移行支援連絡員に在宅療養指導料算定に関する質問や困りごとのアンケートを実施し、相談や質問のあった部署には、部署担当の委員が個別に対応した。
「在宅療養管理料該当患者支援フロー」については、「外来用」の新規作成と「入院用」の修正を行い周知した。結果、在宅療養指導管理料に対する在宅療養指導料の算定割合は入院が61.0%、外来が13.8%であり、目標は達成した。
次年度も在宅療養指導が必要な患者に指導ができるように、各部署で取り組んでもらう。
②「在宅療養指導管理料算定について」の見直しを行う
在宅療養管理の伴う医療材料の「C106在宅自己導尿指導管理料」の医療材料の見直しを行った。
(3)(1)と(2)の目標達成するための在宅移行支援連絡員の活動を支援する
①在宅移行支援連絡員 活動の達成率80%以上
②在宅移行支援連絡員 目標の達成率80%以上
「連絡員活動報告シート」を変更したことで、連絡員が自部署の課題や連絡員の目標と活動が整理された。そのため、活動内容の把握がしやすく担当委員の支援を行うことができた。結果、在宅移行支援連絡員の活動の達成率と目標の達成率は80%以上であり、目標は達成した。
8)看護部患者サービス委員会
本委員会の目的は「患者満足度の向上を図るために、環境整備や部署支援を行う」であり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)他部門と連携して患者の療養環境の改善を図る
今年度は、療養環境が改善されることを目的に【療養環境を整えよう】のポスターを作製し、2か月ごとに4回配付した。スタッフの意識づけになるように、看護師長にスタッフの目に留まる場所への掲示をお願いした。ポスター掲示の評価は、各部署の主任看護師にアンケートを実施した。アンケートの結果では、「意識づけになった」が79%であり、68%が「活用した」と回答した。意見では、収納スペースの少なさに困っていることや係活動として環境整備をしていること、ポスターを部署で活用しやすいようにアレンジしたことなどがあり、関心のあることが伺えた。今後は、部署巡視の実施について検討する。また、緊急入院セットの必要性について各部署にアンケート調査を行った。その結果、必要とする部署がほとんどであったため、使用は継続することとした。
(2)患者から信頼の得られる対応ができる看護職員を育成する
【身だしなみチェック表】を3回実施した。2回実施した段階で回収し、集計を行った。チェック項目は19項目あり、2回目が改善している場合を改善ありと判断し、達成率として評価した。達成率は85%あり、身だしなみをチェックすることで意識して改善されていたことが伺えた。しかし、達成率が低い項目は、「髪をまとめる?髪のカラーリング?髪が顔にかからない」であった。身だしなみをチェックすることは、看護職員の意識づけになるため、定期的に継続する必要がある。身だしなみチェックを実施した後に行われた患者満足度調査では、服装?身だしなみに関しての患者からの指摘意見はなかった。
また、今年度は、【患者応対チェック表】を用いて自己チェックを実施した。「理解しやすい言葉で説明している」ことや、「誠意をもって対応している」は良い評価であったが、「ちょっと待ってくださいの多用」や「スタッフ間での呼び方」の評価が低かった。
【マナーちょこっと】の見直しを行い、身だしなみや髪型を修正し、患者応対に関しては、言葉遣いや電話の応対について追記した。
患者満足度調査の結果、看護師の対応に関しては、外来98.8%、入院98.2%が満足であり、高評価を得ている。この評価を維持できるような活動は継続が必要である。
(3)院内の患者サービス検討委員会に協力し、イベントを支援する
開催された院内コンサートは3回(七夕:7月8日、秋:10月14日、クリスマス:12月21日)であった。委員は前日の準備と当日の運営に協力した。参加した入院患者の誘導?見守り?トイレ介助などを行った。来場者のアンケート結果では、3回とも90%以上が「満足」と回答した。
9)看護部安全推進委員会
本委員会の目的は「安全な看護業務の推進と、災害対策や感染予防対策が院内で統一して実践できるように支援する」ことであり、以下の3項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)適正な身体拘束の実施ができるように支援し、身体拘束の最小化を図る
身体拘束は患者の安全確保のためにやむを得ない場合に実施する行為である。身体拘束が院内の基準?手順に基づき最小化が図れ、適正に実施できるよう活動した。
①身体拘束の実施率を毎月提示:
身体拘束の実施状況把握のため、部署毎の実施率一覧を周知した。
②身体拘束実施時の看護記録(テンプレート)の修正の検討:
監査結果から身体拘束の必要性や実施期間などのアセスメントの記載、開始時と継続のテンプレートの統一などを検討した。
③身体拘束監査の実施:
身体拘束の三原則に適応しているか等基準に沿った適正な身体拘束の実施となっているかの監査を2回実施した。監査結果からは、昨年度より適正に実施されている項目の割合が上昇し、適正な身体拘束の実施の支援ができた。
(2)各部署の安全文化の醸成を支援する
①インシデント0レベル報告からの予防策の検討:
0レベルの報告件数は2,716件(2024年4月から2025年1月)で、昨年度より増加した。予防策の検討において、各部署の取り組み等の状況を確認するために部署訪問を実施した。取り組みにおける困りごとに対する個別の支援や、他部署で参考になる取り組みについて伝え支援した。36部署中31部署で予防策の検討が実施された。
②KYT開催の確認:
全部署で自部署の現状や課題に応じた内容で実施できた。
③ダブルチェックの運用と実施状況の確認:
4月から新たな基準での運用を開始し、部署訪問を行い、実施状況を確認した。薬剤のダブルチェックを用いて確認するタイミングが、調剤前や調剤後で統一が図れていない現状が明らかになった。今後、看護基準?手順の見直しを行い、適正なタイミングでのダブルチェックを行えるよう整備することが課題である。
④PTPシート配薬の動画とダブルチェック方法の動画視聴の推進:
安全に正しく配薬?確認の実施ができるよう、医療の質向上?安全推進センターと連携し、「安全チェックリスト」に連動しtotaraでの動画視聴を推進した。今年度1件の誤飲事故が発生した。手順を遵守して安全な配薬を行い、誤飲事故ゼロを目指すことが今後の課題である。
(3)部署で有効な災害訓練を実施するための支援をする
①災害訓練動画の視聴(totara):全看護職員対象
②災害対策学習会の実施:
シナリオを用いた災害訓練と減災トレーニング「部署の防火?防災設備を確認しよう」の学習ツールを配付し、各部署で実施した。全職員がどちらかの災害対策学習会に参加することができた。部署によっては、多職種参加型の災害訓練の実施ができた。
地震や火災発生時に使用するアクションカードについて、データがない部署があることから、「見本」を作成し配付した。
③Teamsを活用した職員の安否確認を2回実施した。今後も継続して訓練を行う必要がある。
10)特定行為看護師活動推進委員会
本委員会の目的は「特定行為看護師の育成と活動の推進を図る」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)特定行為看護師が医療、看護の質向上に向けた活動ができ成果を示せるよう支援する
特定行為区分別にグループ分けをし、委員会でグループ担当者を決めて支援した。グループ毎に現状の共有や活動評価、活動上の問題点の抽出と対策を講じた。今年度より目標管理を導入し目標達成率100%であった。インシデントレポート0レベル報告を推進し医療機器の中央管理化や基準手順の改正に繋げた。特定行為実施件数は、4,210件であった。
(2)特定行為看護師の育成を支援する
特定行為看護師通信の年2回の発行と、院内看護研究発表会での活動報告や特定行為看護師まるわかりの改訂を行い啓発活動に行った。2024年度看護師特定行為研修の入講者数は19名、行為追加4名であった。
【検討会の活動】
1)固定チームナーシング検討会
本検討会の目的は、「各部署が固定チームナーシング体制を維持し、継続できるよう支援する。」であり、以下の項目の目標を設定し、活動を行った。
(1)1年間で実践可能な目標設定ができ、チーム目標達成の部署が80%以上になるよう支援する。
リーダー?サブリーダー連絡会を通して固定チームナーシング体制の知識と理解を深め、各部署のチーム目標達成に助力できるように関わった。また、連絡会に参加していない部署で、目標設定や活動方法に戸惑っている部署の相談を、検討会のメンバーが窓口となり支援を行った。
リーダー?サブリーダー連絡会参加者の自己課題達成度は、平均85.3%で前年度の80.5%を上回った。連絡会後のアンケートでは「リーダー?サブリーダーの役割と業務が理解できたか」の問いに、100%の人が理解できたと答えた。また、連絡会メンバーが担当部署への相談対応や声かけ?助言など、目標設定や活動への支援を行った。その結果、チーム活動が計画的に進行し且つチーム目標を達成したチームは、全部署93チーム中84チーム(90.3%)であった。
(2)各部署が受持ち看護師の役割を理解し、役割を果たせるように支援するため、「固定チームナーシングにおける受持ちナースの役割と業務チェックシート」の自己チェック(JONNAVIアンケート)を実施し、現状を把握し課題を見出す。
アンケートは2回(7月?2月)実施した。1回目のアンケートでは、80%以上できている(点数4?5)と回答した割合が最も高かった項目は「受持ち患者の良い変化を願い行動する」であり、最も低かった項目は「入院時の受持ち患者情報の追加修正を記録する(1週間以内に行う)」であった。また、リーダーシップやアセスメント力が影響する役割?業務は、ラダーレベルに比例して80%以上できている(点数4?5)と回答した割合が高い傾向であった。
2回目のアンケートでは「受持ち看護師としての役割意識と役割行動の向上」があったかを設問に追加し確認した。その結果、「受持ち看護師としての役割意識と役割行動の向上」が認められた。しかし、「受持ち看護師の役割意識と役割行動の向上」は自己評価であるため、実際に行動変容しているのか、看護実践と質の向上に貢献できているのかを評価することが今後の課題である。アンケートの実施は、受持ち看護師の意識向上へのツールとなっていたため、継続して実施し経年的に効果を確認していく必要がある。
2)専門?認定看護師活動検討会
本委員会の目的は「附属病院の看護の質向上のため、専門性を高めて、自己ならびに相互の研鑽を図る」であり、以下の2項目の目標を設定し、活動を行った。
- 専門看護師?認定看護師の活動の目標達成率について、グループ80%、個人80%を達成する。
①活動内容
- 専門?認定看護師に関連する院内の課題を抽出し、関連領域を踏まえて専門?認定看護師を8つのグループ(がん患者指導管理料算定グループ、アピアランスケアグループ、緩和ケアリンクナース育成グループ、早期栄養管理加算算定グループ、自発覚醒トライアル&自発呼吸トライアルグループ、術後疼痛管理グループ、小児?母性看護グループ、看護外来グループ)に分け、意見を吸い上げながら活動を行った。
- 専門?認定看護師の個人の活動計画は、所属部署の看護師長に指導?評価を依頼した。
②結果と課題
- グループ活動の概要及び実施率と目標達成率は下記の通りである。
<がん患者指導管理料算定グループ>
「がん患者指導管理料(イ)の算定件数の増加」と「意思決定支援の強化」に取り組み、IC同席の予約システムの運用とIC同席後の継続看護ができるよう体制の整備などを実施した。「がん患者指導管理料(イ)の算定件数の増加」はプロセス実行率、目標達成率ともに100%であった。「意思決定支援の強化」については継続看護活用に対する専門?認定看護師、看護師への周知不十分により双方向での活用ができず、プロセス実行率50%、目標達成率10%であった。<アピアランスケアグループ>
「アピアランスケアに関する情報提供?相談対応の場の整備」と「アピアランスケア研修会受講」に取り組み、アピアランスケアの院内フローと動画の作成を実施した。また、アピアランスケア研修会は基礎編の受講ができたことから、プロセス実行率?目標達成率ともに100%であった。<緩和ケアリンクナース育成グループ>
「緩和ケアリンクナースが挙げた目標達成率の上昇:70%以上の部署で目標達成できる」に取り組み、緩和ケアリンクナース連絡会の開催や個別の相談対応などを行いプロセス実行率は100%であった。そして、11部署(73%)の緩和ケアリンクナースが目標達成でき、目標達成率は100%であった。<早期栄養管理加算算定グループ>
「ICU?CCUにおける早期栄養介入管理加算の取得のための体制整備」に取り組み、看護部や栄養部、医事課との調整、ICUにおける早期栄養介入管理加算算定の手順の整備などプロセス実行率は100%であった。しかし、CCUでは算定要件を満たす管理栄養士配置の問題から6月までの算定となり、年間での加算取得には至らなかったため目標達成率は50%であった。<自発覚醒トライアル&自発呼吸トライアルグループ>
「ICU?HCU?EMC?CCUにおける自発覚醒トライアル&自発呼吸トライアルの質の向上」に取り組んだ。ICU?HCU?EMC?CCUの自発覚醒トライアル&自発呼吸トライアル導入前後の人工呼吸器装着日数、自発覚醒トライアル&自発呼吸トライアルが成功したが人工呼吸器から離脱できなかった件数とその理由についてデータを収集した。そして、人工呼吸器を離脱できなかった理由を分析し、対策を検討した。プロセス実行率?目標達成率ともに100%であった。<術後疼痛管理グループ>
「術後疼痛管理チーム加算対象者の取得率100%の維持」を図り、プロセス実行率?目標達成率ともに100%であった。また、病棟看護師を対象とした術後疼痛?術後悪心嘔吐の継続的な勉強会の実施」にも取り組み、プロセス実行率は100%であった。勉強会の理解度も参加者全員が「講義の内容を理解できた」と回答しており、目標達成率も100%であった。<小児?母性看護グループ>
「母性小児分野の部署間連携の強化」に取り組み、連携を可視化するためのフローの作成とCNSとCNの部署間連携介入を実施した。フローの作成と周知及び周産期カンファレンスにCNSとCNが参加することができ、プロセス実行率?目標達成率ともに100%であった。<看護外来グループ>
質の高い看護の提供のために看護専門外来の目的、対象、看護内容、運営方法、支援内容等の書式の統一を実施した。統一した文書を作成することができ、プロセス実行率?目標達成率ともに100%であった。 - 個人の活動計画の達成率の平均は84.1%であり、目標達成することができた。次年度は現状分析を行う際にKPI及び目標値の見直しを行い、優先度の高いKPIと目標値の設定ができるよう取り組む必要がある。
- 365体育娱乐场7年度の認定看護師教育課程入校者を3名以上確保する。
①活動
- 専門?認定看護師が各自の活動の中で、認定資格取得に興味関心をもっており、活躍が期待できるスタッフを推薦した。
②結果と課題
- 365体育娱乐场7年度の入校者は新生児集中ケアの1名のみで目標は達成できなかった。引き続き、認定看護師活動の広報活動を継続していく。
3)地域実践研修支援検討会
2024年度の地域実践研修者(派遣者)は、日光市民病院8名(うち出向管理者1名)、那須南病院4名、西吾妻福祉病院3名、とちぎメディカルセンターしもつが5名(うち出向管理者1名)、茨城県西部メディカルセンター5名の計25名である。本検討会の目的は「地域実践研修において研修者が課題を達成できるように支援する」ことであり、以下の2項目の目標を設定し活動を行った。
(1)研修者が計画的に自己課題に取り組めるように支援する。
成果指標は、「研修者の目標の自己評価が90%以上となる」として取り組んだ。
研修者は、地域実践研修および所属部署の目標に沿った個人目標をそれぞれ1~2個ずつ設定している。検討会の担当者は、目標の設定、中間評価、最終評価の各時期に面談にて助言を行い、具体的に活動できるように支援を行った。また、研修施設では、施設別研修として訪問看護や訪問診療への同行や介護施設の見学などの研修を独自に企画している。研修者がこの施設別研修に参加することで、大学では経験できない経験をすることができた。地域実践研修の目標の達成率の平均は97%、部署の目標の達成率の平均は91.8%であり、目標は達成できたため、検討会の支援は効果的にできたと評価する。次年度も、研修者が計画的に自己課題に取り組めるように支援をする。
(2)ラダー研修の希望者がラダー研修を受講できるように支援する。
成果指標は「ラダー受講者が事後課題で全員合格する」として取り組んだ。
ラダー研修の受講者は5名、全部で7個の事後課題の支援を行った。ラダー研修の事後課題の支援としては、研修者の希望に応じて、メールでの指導や当院で直接指導を行った。他にもZOOMの使用も検討していたが、今年度は、研修者がメールや対面での指導を希望し、ZOOMを使用することはなかった。研修施設に対しては、事後課題の取り組みに関するお知らせや研修資料も送付した。検討会による指導だけでなく、施設側にも可能な範囲で、助言や指導の協力を求めた。結果、全員、事後課題のレポートは合格することができ、ラダーⅢが1名、ラダーⅡBが2名認定となった。ラダー研修のフォロー体制としては、成果指標が達成できたため、十分な支援ができたと評価する。
次年度もラダー研修の受講者がいた場合に、効果的な支援を行う。
4)臨床実習指導検討会
本検討会の目的は、「臨床実習が効果的に行われるよう実習環境を整える」である。目標を「臨床指導者が自己の目標を達成できるように支援する」、評価指標を「目標達成率80%以上」と設定し、以下の活動を行った。
(1)新規実習指導者が役割を理解し、スムーズに実践できるように支援する
4月に任命式を行い、学生の状況、臨床実習指導者の役割、臨床実習指導自己評価票の活用方法、臨床実習の具体的な進め方を説明し動機づけを行った。また、8月にワークショップを開催し、臨床指導者に必要な社会人基礎力について講義と演習を行った。演習では、自己の傾向や課題を理解したうえで、臨床指導者としての役割発揮や目標達成に向けた取り組みができるよう支援した。参加者は52名(経験者27名、新規実習指導者25名含む)で全体の48.1%であった。全員が「臨床実習指導者の役割を理解した」「社会人基礎力について理解を深めることができた」「社会人基礎力を踏まえて自己の課題を見出すことができた」と回答した。グループワークでは「指導者として、患者の思いを尊重しながら学生と患者間の調整をすることが理解できた」「臨床指導者同士で学びを共有し、違う視点で意見交換できた」などの学びや気づきの回答があった。
(2)臨床実習指導取り組みシートを活用し、役割達成ができるよう支援する
4月の任命式で「臨床実習指導取り組みシート」の活用方法について説明し、年度初めから自己課題に取り組み、役割達成ができるよう促した。自己の課題に対しての達成度は、平均値81.1%(前年81.9%)であり、目標は達成できた。また、「臨床実習指導者役割達成のための取り組みシート」には、目標達成に向けて実施した活動が記述されており、次年度に向けた新たな課題を見出している実習指導者もみられた。
5)看護補助業務体制検討会
本検討会の目的は「看護補助員、病棟クラーク、メッセンジャー等の看護補助業務者の教育指導を企画?運営し、看護補助業務の質を高める」であり、以下の2項目の目標を設定し活動を行った。
(1)看護補助員?病棟クラークの集合研修を企画し実施できる。
365体育娱乐场6年度は看護補助員?病棟クラークそれぞれに対して研修を企画し実施した。
①委託?派遣看護補助員対象の第1回研修の目的は「感染対策に関する講義を通して、安全に個人防護の着脱を行うための知識?技術を習得することができる」、研修目標は「ピクトグラムが理解でき、正しい個人防護具の選択方法がわかる」「清掃や移乗?移送時の注意点がわかる」「個人防護具を正しい順番で着脱することができる」とした。感染管理認定看護師の協力のもと、講義と演習を行い、4回開催し合計133名が参加した。受講後のアンケートの結果では、約99%の受講生が研修内容を理解し、「実践に活かせそう」と回答していた。
派遣看護補助員対象の第2回研修の目的は「看護チームの一員として、看護師の指示のもと、安全な看護補助業務がおこなえるために必要な知識や技術を習得できる」、研修目標は「看護チームにおける看護補助者の役割と責任について理解できる」「患者の安全を守るための基礎知識を学び、医療事故を起こさないための注意点と対応策を考えられる」とした。講義と演習を行い、3回開催し合計93名が参加した。受講後のアンケート結果では、99%の受講生が研修内容を理解し、「実践に活かせそう」と回答していた。
②病棟クラーク対象の研修の目的は「病院の医療チーム?看護チームの一員として求められる接遇や患者対応の基本的な姿勢を理解し、困難事例への対応を考えることができる」、研修目標は「接遇の5つの基本を理解し、自己課題を考えることができる」「クレームを受けた時の対応方法を考えることができる」とした。講義とグループワークを行い、2回開催し合計38名が参加した。受講後のアンケート結果では、100%の受講生が研修内容を理解し、実践に活かせそうだと回答していた。
(2)看護補助体制充実加算の算定を支援する。
①看護補助員のラダーを作成できる。
他施設の実践を参考に、自治医科大学附属病院オリジナルの看護補助員ラダーを作成した。ラダー評価後、看護師長からの意見と、日本看護協会の指標を基に改正した。
②看護補助員のラダーを評価し認定できる。
看護補助員の自己評価、所属部署の看護師長による他者評価を対象者全員が実施した。今年度は採用後1年未満の看護補助員は「ラダーⅠ評価票」、それ以外は「ラダーⅡ価票」を使用した。看護補助員のラダーⅠ評価票対象者13名の内2名が認定され、次年度は「ラダーⅡ評価票」で評価する。ラダーⅡ評価票対象者135名の内22名が認定され、次年度は「ラダーⅢ評価票」で評価する。
(3)今後の課題
看護補助体制充実加算の算定を継続できるように、看護師?看護補助員それぞれに必要な研修の企画運営を継続する。また、看護補助員ラダーの運用が円滑に実行できるようにする。
7.専門看護師の活動
専門看護師は、「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識?技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかること」を目的とした日本看護協会が定める制度である。当院の専門看護師の分野別人数を表5に示す。専門看護師の役割は「実践」?「相談」?「調整」?「教育」?「研究」?「倫理調整」の6つであり、2024年度の各分野における活動は以下の通りである。
表5 専門看護師の分野と人数(2025年4月1日現在)
| 専門看護師の分野 | 人数 |
|---|---|
| がん看護 | 4名 |
| 急性?重症患者看護 | 6名 |
| 小児看護 | 2名 |
| 母性看護 | 1名 |
| 合計 | 13名 |
1)がん看護
(1)院内活動
- 外来治療センター内でがん性疼痛看護認定看護師とともに看護師外来を運営
- 多職種カンファレンス参加
- 外来治療センターカンファレンス 毎日
- Cancer Board Conference 月1回
- 緩和ケアチームカンファレンス 週1回
- 骨転移ボードカンファレンス 不定期
- 乳腺科症例カンファレンス 月1回
- がん相談支援センター兼務
- がん患者と家族のサロン虹
- がん看護外来の運営
- がん放射線療法看護認定看護師とともにリンパ浮腫看護外来(下肢)の運営
- がんゲノム医療部構成員 がんゲノム医療部会参加 年間2回
- 新人看護職臨床研修 看護基礎技術研修 講師
- ラダーⅣトライ研修 看護展開研修【4】アドバイザー7件
- がん患者指導管理料イ算定 632件
- がん患者指導管理料ロ算定 144件
- リンパ浮腫複合的治療料(重症の場合)48件、リンパ浮腫複合的治療料(重症以外)3件
- 緩和ケアチーム専従看護師 緩和ケア診療加算3,016件、外来緩和ケア管理料152件(4~12月)
- 緩和ケアリンクナース運営
- 意思決定支援に関する勉強会6件
- アピアランスケア検討会によるアピアランスケア勉強会
(2)院外活動
- 栃木県立衛生福祉大学校非常勤講師「病いと共に生きる看護」講義
- 看護師特定行為研修センター研修指導補助者
- 自治医科大学看護学部「がん看護学」講義
- 自治医科大学看護学部「成人看護学Ⅱ」講義
- 栃木県看護協会一般研修「がん看護における緩和ケア」講義
- 栃木県緩和ケア研修会 ファシリテーター
- 関越がんサポーティブケア研究会世話人
- がんサポートWebセミナー2024 座長
- がん看護とアピアランスケア セミナーin関東北甲信越 講演
- 第12回ELNEC-J inとちぎコアカリキュラム看護師教育プログラム講師
- 第6回ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラムin那須赤十字病院講師
- 第12回がんの親をもつ子どもへのサポートグループ(CLIMB?)主催
- 自治医科大学看護学部「多職種連携論Ⅰ」講義
- ナーシング?スキル 特定行為研修 区分別科目監修?制作協力
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第38回日本がん看護学会
- 第11回日本CNS看護学会
- 第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会
- 第61回日本癌治療学会学術集会
- 第22回臨床腫瘍学会
- 第9回日本がんサポーティブケア学会
(5)研究発表
- 山本理栄,皆川麗沙,飯塚由美子他:Reportof the Cancer Salon at Jichi Medical UniversityHospital - the 10th report Rie Yamamoto(MentalHealth Care Center, Jichi Medical UniversityHospital)自治医科大学附属病院がんサロンの活動続報 ―第10報― 山本 理栄(自治医科大学附属病院 こころのケアセンター),第22回臨床腫瘍学会,(2025)示説発表
(6)執筆
- 山本真由美:看護師の視点による抗がん剤血管外漏出の予防と対応のポイント,抗がん剤NAVI,https://navi.towa-oncology.jp/column/fukusayo/kekkangai_nurse.html(2025.2.25執筆).
2)急性?重症患者看護
(1)院内活動
- 看護職キャリア支援センターメンバー(プログラム部門)
- ラダー研修:看護展開Ⅱ研修「フィジカルアセスメント2」企画運営
- 看護基礎技術研修:「救命救急」「フィジカルアセスメント 呼吸?循環」の企画運営
- ラダー研修:看護展開研修3講義
- 新入職医師に対するBLSプロバイダーコース開催4回
- 医療機器安全管理部会メンバー
- 院内急変時対応ワーキンググループメンバー
- 一般病棟看護師対象勉強会(谷島6回、岡田3回、松沼3回、阿久津2回)
- 専門?認定看護師活動検討会メンバー
- 術後疼痛管理チームメンバー
術後疼痛管理チーム加算取得 5,304件 - 早期離床?リハビリテーションチームメンバー
早期離床?リハビリテーション加算取得
ICU:3,365件 CCU:2,228件 HCU:2,999件 - 早期栄養介入管理加算チームメンバー
ICU早期栄養介入管理加算(経腸栄養) 678件
ICU早期栄養介入管理加算 1,704件
CCU早期栄養介入管理加算(経腸栄養) 105件
CCU早期栄養介入管理加算 236件 - ラダーⅣトライ研修 看護展開研修【4】アドバイザー
- 院内部署別BLS研修サポートメンバー
(2)院外活動
- メディカル情報サービス 看護師教育セミナー「院内急変時の初期対応」講師
- 栃木県看護協会訪問看護師養成講座「フィジカルアセスメント」講師
- 自治医科大学看護学部 「チーム医療論」講師
- 自治医科大学看護学部 「多職種連携論」講師
- 自治医科大学看護学部 「成人実践看護学Ⅱ(診療看護)」講師
- 独協医科大学大学院看護学研究科 「フィジカルアセスメント」講師
- 日本集中治療医学会集中治療看護師員会
- 日本クリティカルケア看護学会 理事および評議員、査読員
- 日本クリティカルケア看護学会 利益相反委員会委員
- 日本クリティカルケア看護学会 せん妄ケア委員会 委員
- 日本呼吸療法医学会 理事および評議員、査読員 教育委員
- 日本手術医学会 教育委員
- 日本手術医学会 評議員
- 日本小児麻酔学会 評議員
- 日本術後痛学会 日本手術看護学会 査読員
- 日本術後痛学会 評議員
- 日本臨床救急医学会 評議員
- 日本救急看護学会倫理委員会 委員
- 日本救急看護学会 評議員
- 日本救急医学会関東地方会 評議員
- 北関東救急看護研究会 副会長
- AHA BLSファカルティ
- 第20回日本クリティカルケア看護学会学術集会座長(シンポジウム、交流集会、教育講演)
- 第52回日本集中治療医学会学術集会座長(一般演題)
- 第46回日本呼吸療法医学会学術集会座長(優秀演題セッション)
- 第26回日本救急看護学会学術集会 交流集会座長及び演者
- 日本看護学会学術集会抄録選考委員
- 栃木県看護協会研修会 クリティカルな状況における患者家族の意思決定支援 講師
- 栃木県看護協会研修会 災害支援ナース養成研修講師
- 第55回日本看護学会学術集会座長(一般演題)
- 日本クリティカルケア看護学会 せん妄ケアセミナー 講師
- 千葉県臨床工学技士会人工呼吸セミナー 講師
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第26回日本救急看護学会学術集会
- 第30回日本災害医学会総会?学術集会
- 第20回日本クリティカルケア看護学会学術集会
- 第52回日本集中治療医学会学術集会
- 第46回日本呼吸療法医学会学術集会
- 第55回日本看護学会学術集会
- 第38回日本手術看護学会年次大会
- 第44回日本看護科学学会学術集会
- 第46回日本手術医学会総会
- 第24回栃木看護学会学術集会
- 第28回日本看護管理学会学術集会
- 第4回日本術後痛学会
(5)研究発表
- 阿久津美代:急性?重症患者の回復をどう評価していますか? -新評価指標の開発と実臨床への応用-(第44回日本看護科学学会学術集会交流集会)
- 岡田和之:ICUに異動した看護師への教育方法に集合オリエンテーションを導入した効果 ?質問紙調査を通して?(第20回日本クリティカルケア看護学会学術集会)
- 松沼早苗:本邦におけるAcute Pain Serviceの変遷(第38回日本手術看護学会年次大会)
(6)執筆
- 茂呂悦子.リーダーシップの透明性と模範行動とは.重症集中ケア:23(6).2024.
- 茂呂悦子 他2名.編集.ケア場面で考えるICU/CCUのくすり.南江堂.2024.
3)小児看護
(1)院内活動
- 院内の看護師と小児に携わる専門職を対象とした
勉強会企画?運営 1件
病棟対象の勉強会の講師 1件
ラダーⅣトライ研修 看護展開【4】看護研究アドバイザー 8件
(2)院外活動
- とちぎ小児看護研究会 監事?事務局
- 栃木県小児慢性特定疾病児童等ビアサポート事業
- 認定看護師教育課程 小児プライマリケア分野 教育会委員
- 認定看護師教育課程 小児プライマリケア分野 医
- 療的ケア児への看護 講師
- 大阪公立大学大学院看護学研究科 小児看護学援助特論3 講師
- 第60回日本小児循環器学会学術集会 多領域パ
- ネルディスカッション サブコーディネーター
- 第53回日本看護学会学術集会抄録選考委員
(3)実習受け入れ
- 聖路加国際大学 大学院看護学研究科 小児看護学専攻 上級実践コース 実習
(4)学会参加
- 第34回日本小児看護学会学術集会
- 第11回日本CNS学会学術集会
- 第44回日本看護科学学会学術集会
- 第71回日本小児保健協会学術集会
- 第22回日本小児がん看護学会学術集会
- 第11回小児診療多職種学会
(5)研究発表
- 黒田光恵,田村敦子,森早矢香,他:当院の小児?AYA世代のがん罹患数と治療状況の実態調査.第22回自治医科大学シンポジウム,2024.(示説発表)
- 簗瀬順子,吉川佳孝,黒田光恵,他:小児に関わる外来看護師の倫理的課題に対する学習プログラムの取り組み.第33回日本外来小児科学会年次集会,2024.(示説発表)
- 田村敦子,吉田幸世,黒田光恵,他:肝移植を経験した思春期レシピエントへの自立支援プログラムの評価.第60回日本移植学会総会,2024.(示説発表)
- その他、学会発表 共同演者2件
(6)雑誌等の執筆
- 黒田光恵,中田悠喜,渡邉英明,他:ペルテス病の子どもの生活の実態調査(第2報)保?幼稚園と学校生活に関する保護者へのアンケート調査-.日本小児整形外科学会雑誌,33(2),p.248-253,2024.
- 黒田光恵:人材を育てるために、外来看護師の技をどう引き継ぐか,小児看護,48(1),p.9,2025.
4)母性看護
(1)院内活動
- NCPR Aコース3回?Sコース3回開催
- 母性小児領域勉強会 1回開催
- 産科母体救急に関する勉強会 2回開催
- 産科妊婦への支援に関する勉強会 1回開催
- 妊娠期ケア294件、分娩時ケア80件 産褥ケア34件
(2)院外活動
- 栃木県助産師会 勤務助産師部会長
- 第49回 栃木県母性衛生学会 査読
- 日本母性看護学会 GDMセミナー部会委員
- NCPR インストラクター
- J-CMELS インストラクター
- 栃木県看護協会 助産師相互研修 講師
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第12回日本CNS看護学会
- 第81回日本助産師学会
- 第41回日本糖尿病?妊娠学会年次学術集会
(5)研究発表
- 上野慧,佐藤ひさ代ら:造影CT検査の準備に対する病棟看護師の認識調査,第24回栃木県看護学会学術集会,2024(示説発表)
- 奥原美知留,佐藤ひさ代ら:緊急入院になった妊婦が前向きに入院生活を送るための支援,第49回栃木県母性衛生学会,2024(口頭発表)
(6)執筆
なし
8.認定看護師の活動
認定看護師は、「特定の看護分野において、熟練した看護技術及び知識を用いて、水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送りだすことにより、看護現場における看護ケアの広がりと質の向上を図ること」を目的とした日本看護協会による制度である。認定看護師の役割は、「実践」?「指導」?「相談」の3つであり、各分野と人数は表6に示す通りである。
表6 認定看護師の分野と人数(2025年4月1日現在)
| 認定看護師の分野 | 人数 |
|---|---|
| 緩和ケア | 2名 |
| がん性疼痛看護 | 2名 |
| 乳がん看護 | 1名 |
| がん放射線療法看護 | 1名 |
| 皮膚?排泄ケア | 2名 |
| 糖尿病看護 | 1名 |
| 腎不全看護 | 1名 |
| 慢性心不全看護 | 1名 |
| 摂食?嚥下障害看護 | 2名 |
| 集中ケア?クリティカルケア | 3名 |
| 救急看護 | 1名 |
| 手術看護 | 2名 |
| 新生児集中ケア | 2名 |
| 小児救急看護 | 1名 |
| 感染管理 | 3名 |
| 合計 | 25名 |
1)緩和ケア
(1)院内活動
- 部署別勉強会開催 3件
- 院内ラウンド 2回/月(第2、第3火曜日) 相談件数40件
- IC同席 がん患者指導管理料イ取得 28件
- 緩和ケア診療加算取得(2025年1~2月) 510件
- 外来緩和ケア管理料(2025年1~2月) 38件
- 緩和ケアリンクナース連絡会(3回/年) 企画?運営
(2)院外活動
- 栃木県緩和ケア研修会 講師?ファシリテーター
- 結城市多職種連携推進研究会 講師2回
(3)実習受け入れ
岩手医科大学附属病院 高度看護研修センター 緩和ケア認定看護師教育課程 実習生2名
(4)学会参加
第29回 日本緩和医療学会学術大会
(5)研究発表
なし
(6)執筆
なし
2)がん性疼痛看護
(1)院内活動
- がん患者指導管理料イ加算算定 139件
- 勉強会開催(疼痛コントロール?がん患者の理解) 2件
- 緩和ケアリンクナース連絡会企画運営 年3回開催
- がん患者 苦痛緩和のための病棟ラウンド 月2回
(2)院外活動
なし
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
なし
(5)研究発表
なし
(6)雑誌等の執筆
なし
3)乳がん看護
(1)院内活動
- 乳がん勉強会開催 3件
- 告知時支援 3件
- 意思決定支援 122件
- 治療継続支援 2件
- ボディイメージ変容の支援 5件
- リンパ浮腫支援 160件
- リハビリ支援 1件
- 家族ケア 1件
- 在宅療養支援 0件
- その他 0件
- がん患者指導管理料(イ) 137件
- がん患者指導管理料(ロ) 47件
- リンパ浮腫複合的治療料(重症) 143件
- リンパ浮腫複合的治療料(重症以外) 2件
- 相談 10件
- 指導 1件
(2)院外活動
- 第30回栃木ブレストケア研究会 講師
- アストラゼネカ株式会社 Breast Cancer Co-medicalSeminar in Tochigi 演者
- 第20回日本乳癌学会関東地方会 医療スタッフセミナー 演者
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第32回日本乳癌学会学術総会
- 第39回日本がん看護学会学術集会
(5)研究発表
なし
(6)執筆
なし
4)がん放射線療法看護認定看護師
(1)院内活動
- 看護実践(放射線療法オリエンテーション、有害事象ケア、治療継続支援)432件
リンパ浮腫看護外来(下肢)担当 245件
リンパ浮腫複合的治療料加算算定(重症225件、重症以外1件)
がん患者指導管理料(イ) 320件 - 有害事象ケアについての相談28件、指導 47件
- リンパ浮腫ケアコンサルト 34件
- カンファレンス参加(放射線治療計画カンファレンス、放射線科?耳鼻科合同カンファレンス、放射線科?口腔外科合同カンファレンス、口腔外科病棟多職種カンファレンス、キャンサーボードカンファレンス)
- 放射線療法看護勉強会/見学会 3回
(2)院外活動
- 自治医科大学看護学部「成人実践看護学Ⅲ」講師
- 栃木県緩和ケア研修会 ファシリテーター
- 第9回たちばな放射線治療講演会 講師
- 第10回タイフーンの会 講師
(3)実習受け入れ
- 静岡県立静岡がんセンター認定看護師教育課程(がん放射線療法看護)臨地実習
(4)学会参加
- 第37回日本放射線腫瘍学会学術大会
- 第39回日本がん看護学会学術集会
(5)研究発表
なし
(6)執筆
- Yori-sou がんナーシング 「がん薬物療法+放射線療法の特徴とケアのポイント」執筆
5)皮膚?排泄ケア認定看護師
(1)院内活動
- 褥瘡予防ケア 5272件
- 褥瘡ハイリスク患者ケア加算算定 18,337,750件
- 褥瘡処置 255件
- 創傷処置 97件
- 瘻孔ケア 13件
- 失禁ケア 140件
- ストーマケア 977件
- ストーマサイトマーキング 101件
- 意思決定支援 55件
- ストーマ外来受診患者数 885件
- コンサルテーション 661件
- 院内勉強会開催 4件
- 褥瘡対策委員会
- 褥瘡対策チーム
- 褥瘡回診(ハイリスク)
- 二分脊椎カンファレンス
- ストーマ連絡会
- 排尿自立支援チーム回診
- 経肛門洗腸療法指導
- 新人看護職員臨床研修 看護基礎技術研修「褥瘡予防」企画運営
(2)院外活動
- 日本褥瘡学会評議員
- 栃木ストーマリハビリテーション講習会実行委員
- 栃木ストーマ研究会幹事
- 株式会社ホリスター ダンサック事業部 WEBセミナー講師
- 自治医科大学看護学部老年看護学 講師
- 新ストーマリハビリテーションリーダーシップ講習会 ファシリテーター
- 石橋総合病院 院内研修講師
- 特別養護老人ホーム 桜の華 勉強会講師
(3)実習受け入れ
- 看護師特定行為研修生 演習サポート
(4)学会参加
- 第26回 日本褥瘡学会
- 第42回 日本ストーマ?排泄リハビリテーション学会
- 第39回 栃木県ストーマ研究会
- 第19回 日本褥瘡学会 在宅褥瘡セミナー
(5)研究発表
- 田口深雪:横断的活動を行う特定行為看護師による診療の補助により褥瘡が改善した一例,第26回日本褥瘡学会学術集会,2024(共同演者)
(6)執筆
- コロプラスト株式会社 センシュラミオ コンベックス症例集(田口)
6)糖尿病看護
(1)院内活動
- 在宅療養支援(注射?血糖自己測定含む)1,440件
- フットケア実施 33件
- 家族ケア 2件
- コンサルテーション 10件
- CSII 導入指導 1件
- 新人看護職臨床研修 看護基礎技術研修 講師
(2)院外活動
- 栄養管理研修会 講師
- 栃木県立衛生福祉大学校 非常勤講師
- 栃木県看護実践力開発セミナー 講師
- LifeScan Japan株式会社社内講演会 講師
- 日本メドトロニック株式会社 ミニメド780Gマスタープログラム エキスパートセミナー 講師
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第29回糖尿病教育看護学会
- 第62回日本糖尿病学会関東甲信越地方会
(5)研究活動
なし
(6)執筆
なし
7)透析看護
(1)院内活動
- 腎臓病教室?とちまめ会運営 保存期18回/年
- 医師の依頼を受けた療法選択支援 1件(腎代替療療法選択指導管理)
- 他科入院腹膜透析患者支援 4件
- 入院患者を対象とした保存期集団指導 14名/年
- 2E病棟新人看護師対象勉強会開催 2回
(2)院外活動
- 茨城県結城看護専門学校 「成人看護学援助論Ⅳ(体液調整)」講師
- 第69回日本透析医学会学術集会 ポスターセッション座長
(3)実習受け入れ
- 自治医科大学看護学部 対象の理解実習
- 自治医科大学看護学部 診療看護実習
- 感染管理認定看護師教育課程 透析センター見学実習
(4)学会参加
- 第69回日本透析医学会学術集会
- 第27回腎不全看護学会
(5)研究
なし
(6)執筆
- 小林玲子:透析看護のお悩み解決室,透析ケアvol.31 no3,メディカ版,p.13.36.42.62,2025.
8)摂食?嚥下障害看護
(1)院内活動
- 嚥下スクリーニング 6件
- 嚥下リハビリ支援 6件
- ポジショニング 5件
- 勉強会開催 3件
(2)院外活動
- 茨城県立医療大学認定看護師教育課程フォローアップ研修講師
(3)実習受け入れ
- 群馬パース大学認定看護教育課程臨地実習
(4)学会参加
- 第48回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会
(5)研究活動
なし
(6)執筆
なし
9)集中ケア認定看護師?クリティカルケア認定看護
(1)院内活動
- 循環器センター看護師対象 人工呼吸器管理と看護の勉強会 1件
- 2階東病棟看護師対象 NPPV管理と看護の勉強会 1件
- 5階東病棟看護師対象 インスピロンネブライザーの管理と看護の勉強会 1件
- 本館6階病棟看護師対象 人工呼吸器管理と看護の勉強会 2件
- ICU?CCU?HCU看護師対象 人工呼吸器管理と看護の勉強会 2件
- ICU看護師対象 人工呼吸器管理と看護の勉強会 4件
- CCU看護師対象 人工呼吸器管理と看護の勉強会 2件
(2)院外活動
- 社団法人 集中ケア認定看護師会 監事
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第20回日本クリティカルケア看護学会学術集会参加
- 第24回栃木看護学会学術集会参加
- 第44回日本看護科学学会学術集会参加
- 第52回日本集中治療医学会学術集会参加
(5)研究活動
なし
(6)執筆
なし
10)救急看護
(1)院内活動
- 新人医師に対するBLSプロバイダーコース開催4回
- 急変時の対応に関する勉強会の実施(6件)
- 院内内急変時ワーキンググループメンバー 院内急変事例の検証
(2)院外活動
- AHA BLS ファカルティ,JPTECインストラクター
- メディカル情報サービス主催 看護師教育セミナー「院内急変時の初期対応」講師
- 日本救急看護学会倫理委員会 委員長
- 日本救急看護学会 評議員
- 日本臨床救急医学会 評議員
- 日本救急医学会関東地方会 評議員
- 北関東救急看護研究会 副会長
- 栃木県看護協会訪問看護師養成講座「フィジカルアセスメント」講師
- 第26回日本救急看護学会学術集会 交流集会座長及び演者
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第26回日本救急看護学会学術集会
- 第30回日本災害医学会総会?学術集会
(5)研究発表
なし
(6)執筆
なし
11)手術看護
(1)院内活動
- 一般病棟看護師対象勉強会 4件(松沼3件、荒川1件)
- 術後疼痛管理チームメンバー
術後疼痛管理チーム加算取得 5,304件、5,304,000円(2024年4月~2025年1月) - 専門?認定看護師活動検討会メンバー
- ラダー研修:看護展開研修【3】講師
- ラダー研修:看護展開研修【4】アドバイザー
- 臨地教員、教育担当者
- 特定行為(術中麻酔管理領域パッケージ)
(2)院外活動
- 日本手術医学会 教育委員
- 日本手術医学会 評議員
- 日本小児麻酔学会 評議員
- 日本手術看護学会 査読員
- 日本術後痛学会 評議員
- 日本看護学会学術集会 抄録選考委員
- 自治医科大学看護学部 「多職種連携論」 講師
- 第55回日本看護学会学術集会 座長(一般演題)
- 第46回 日本手術医学会総会 シンポジウム座長
- 自治医科大学看護学部 「成人実践看護学Ⅱ」 講師
- 日本手術看護学会関東甲信越地区 役員
- 第35回日本手術看護学会関東甲信越地区 シンポジウム発表
- とちぎ手術看護情報交換会 役員、体位セミナーインストラクター
(3)実習受け入れ
- 診療看護実習(中央手術部)実習指導、支援
- 総合実習(中央手術部)実習指導、支援
(4)学会参加
- 第38回日本手術看護学会年次大会
- 第46回日本手術医学会総会
- 第24回栃木看護学会学術集会
- 第54回日本看護学会学術集会
- 第28回日本看護管理学会学術集会
- 第4回日本術後痛学会
- 第35回日本手術看護学会関東甲信越地区
- 第71回日本麻酔科学会学術集会
(5)研究発表
- 松沼早苗:本邦におけるAcute Pain Serviceの変遷(第38回日本手術看護学会年次大会)
(6)執筆
なし
12)新生児集中ケア
(1)院内活動
- 母性小児に関わる専門職を対象とした勉強会企画?運営 1件
- 勉強会開催 10件
「NICUの看護」
「新生児の気管挿管介助の流れ 看護のポイント」
「新生児の適応生理」
「ディベロップメンタルケア」
「ファミリーセンタードケア」
「気管内吸引の実際」
「周産期における医療接遇①医療接遇の基本」
「周産期における医療接遇②家族対応:コミュニケーションスキル」
「周産期における医療接遇③個人情報保護とSNS使用時の注意点」
「新生児の哺乳」 - すくすくクラブ講師 1件
「赤ちゃんのスキンケア」 - 新新生児蘇生法(NCPR)Aコースインストラクター 1件
新生児姿勢法(NCPR)Sコースインストラクター 6件 - 相談 50件
- 指導 50件
(2)院外活動
- マロニエ医療福祉専門学校 新生児蘇生法(NCPR)Bコースインストラクター
- マロニエ医療福祉専門学校 小児看護 講義
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 日本新生児看護学会参加
(5)研究
なし
(6)執筆
なし
13)小児救急看護
(1)院内活動
- 小児一次救命処置勉強会開催 4件
- 新人看護職員技術研修「救命救急処置技術 BLS」企画運営
- 院内看護実践?指導?相談:実践28件(トリアージ/急変対応2件、成長発達支援2件、急性期ケア8件、家族支援8件、事故予防支援1件、子ども虐待対応2件、その他(RST活動など)5件)指導11件相談2件
(2)院外活動
- 社会福祉法人二葉幼児園 救急蘇生法研修 講師
(3)実習受け入れ
なし
(4)学会参加
- 第37回日本小児救急医学会学術集会 参加
- 第31回日本小児集中治療ワークショップ 参加
(5)研究活動
なし
(6)執筆
なし
14)感染管理
(1)院内活動
- 感染リンクスタッフ勉強会企画運営 4回
- 新人看護職員技術研修「感染防止L-1、L-2」企画運営
- おおるり分教室(院内学級)勉強会企画運営 「感染対策の基本(手指衛生演習)
- 看護補助員研修 14回
- ICUサーベイランス対象者 1,032件
- SSIサーベイランス対象者 下部消化管557件、整形外科443件、心臓血管外科246件
- 加算ラウンド 毎週(本館/新館?子ども)
- ICTラウンド 8回
- AST活動 (会議:毎月、ラウンド:毎週)
- N95呼吸器防護具定量フィットテスト 子ども医療センター等の職員142人、新任主任看護師等6人、CCU看護職員29人
- 感染防止、隔離予防策、教育指導関係、アウトブレイク対応 計254件
- 委託業者カンファレンス(中央材料室) 12回
- 清掃業者院内ラウンド 6回
- 清掃業者研修 8回
(2)院外活動
- 私大協相互ラウンド(獨協医科大学病院)
- 相互ラウンド(獨協大学病院、茨城県西部メディカルセンター、新小山市民病院)
- 感染対策向上加算に関わる合同カンファレンス
- TRICK(栃木地域感染制御コンソーティアム)カンファレンス
- 獨協医科大学地域共生協創センター 感染管理認定看護師教育課程講師
- とちぎ感染症対応力強化プロジェクト 感染対策コーディネーター研修会
(3)実習受け入れ
- 獨協医科大学地域共生協創センター 感染管理認定看護教育課程実習
(4)学会参加
- 第39回日本環境感染学会総会?学術集会
- 第99回日本医療機器学会大会
- 第12回日本感染管理ネットワーク学会学術集会
- 第10回日本感染管理ネットワーク関東支部 総会?地方会
- 第36回日本臨床微生物学会総会?学術集会
(5)研究発表
(示説発表)
- 阿部奈美:とちぎ感染症対応力強化プロジェクト活動報告,第10回日本感染管理ネットワーク関東支部総会?地方会,2024
(共同示説発表)
- 阿部奈美:当院におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)伝搬の分子疫学的解析,第36回日本臨床微生物学会総会?学術集会,2024
(6)執筆
なし
