365体育娱乐场

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緩和ケア部【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2025年4月1日現在)

部長 (学内教授) 清水  敦
医員 (准教授) 黒崎 史朗
(講師) 島田 宣弘
シニアレジデント(兼含め)   0名
看護師   1名
薬剤師   1名
医療ソーシャルワーカー(兼)   1名
管理栄養士(兼)   1名
作業療法士(兼)   1名
歯科衛生士(兼)   1名

公認心理師は実質兼務であるが、365体育娱乐场2年度からこころのケアセンターが設置され、現時点では兼務を認めないとのことで上記には挙げていない。

2.緩和ケア部の特徴

当部は、地域がん拠点病院の認可取得のため、平成18年10月に発足した。当初から行っていた、緩和ケアチームによる一般病棟でのコンサルテーションと緩和ケア外来に加え、平成19年5月に緩和ケア病棟が開棟し、症状コントロール、レスパイト、エンドオブライフケアを行っている。

また、在宅との連携も積極的に行っている。

緩和ケアは、

  1. 疼痛、呼吸困難、悪心?嘔吐その他の症状のコントロール
  2. 心理社会的、スピリチュアルな面での対応
  3. 最適な療養場所の検討とそのサポート

が大切であり、その目的は、進行して治癒の望めない疾患を持った患者さんとそのご家族のQOLの維持である。

認定施設

  • 日本緩和医療学会認定研修施設

認定医

日本緩和医療学会専門医 黒崎 史朗
日本緩和医療学会認定医 清水  敦
島田 宣弘
日本外科学会専門医 清水  敦
日本消化器外科学会専門医 清水  敦
日本肝胆膵外科学会肝胆膵外科高度技能指導医 清水  敦
日本肝臓学会専門医 清水  敦
日本移植学会認定医 清水  敦
日本内科学会総合内科専門医 黒崎 史朗
日本呼吸器学会専門医 黒崎 史朗
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医 黒崎 史朗
日本麻酔科学会専門医 島田 宣弘
日本ペインクリニック学会専門医 島田 宣弘
日本慢性疼痛学会専門医 島田 宣弘

3.実績?クリニカルインディケーター

上記のスタッフ構成により、医師3名、看護師1名、薬剤師1名、公認心理師1名、他に兼任の多職種参加のチームでコンサルテーションを行っている

平成24年度から、チームによる緩和ケア診療加算を入院コンサルテーション、緩和ケア外来で開始した。電子カルテと電子メールを活用しながら、緩和ケア病棟の入院患者のカンファランスを毎週月曜日午後、入院コンサルテーションと外来患者のカンファランスを毎週水曜日午後に行っている。

1)緩和ケア病棟

365体育娱乐场7年4月から医師が1名減少し、3人体制になっている。
平成30年10月1日から緩和ケア病棟のオープン化を行った体制はそのまま維持している。
365体育娱乐场6年は、入院数が142名(11.8名/月)と前年とほぼ同数であった。死亡退院は130名(10.8名/月)で前年と同様だった。また、平均在院日数は21.7日で、例年通りほぼ2~3週間で変化なかった。
在宅療養及び外来への移行はのべ4名であった。

緩和ケア病棟で、終末期に鎮静を受けた割合は、平成19年度38.1%、20年度32.6%、21年度15.0%、22年度8.4%、23年度12.4%、24年度6.9%、25年度4.4%、26年度は5.5%、27年度は5.5%、28年度は5.7%、29年度は4.3%、30年度は3.9%、365体育娱乐场元年度は2.4%、365体育娱乐场2年度以降は1%以下になっており、365体育娱乐场6年度も0.8%であった。
なお、死亡退院に際しては、94%を緩和ケア病棟へ移る前に担当していた当該科の医師に看取っていただいた。

2)入院コンサルテーション

365体育娱乐场6年は306名のコンサルテーションがあり前年とほぼ同様であった。緩和ケア病棟を中心とした療養場所の検討、症状コントロール、心理面の対応を行っている。365体育娱乐场2年度になりこころのケアセンター開設に関連して様々な調整があり心理面の対応の相談数は一時減少したが元に復している。
苦痛のスクリーニングを臨床腫瘍科、乳腺科、放射線治療部、婦人科にてがん性疼痛看護認定看護師が中心に行っている。
さらに入院患者の中でオピオイドが適切に使われているか、オピオイド回診も行っている。

3)緩和ケア外来

外来においても、医師だけでなく、公認心理師、薬剤師、看護師、MSWとともに多職種で他科からの紹介患者を当該科と併診している。緩和ケア病棟を中心とした療養場所の検討、症状コントロール、心理面の対応を行っている。365体育娱乐场6年は160名のコンサルテーションがあり、前年より増加した

4)教育/研修

医学部学生教育では、下記のごとく講義、実習を担当している。

M1 医療人間論 1コマ+テュートリアル4コマ
M3 地域医療学各論2 4コマ
M4 総合診療部クルズス 各BSL毎 2コマ
M5 緩和ケア 8コマ
M5-6 選択BSL(3クール) 各クール2名
M6 補講 2コマ

医師の研修については、365体育娱乐场6年度は、J2またはS1の研修医12名が緩和ケア科の1ヶ月の研修を受けた。
PEACE projectに則った緩和ケア研修会を2回行った

4.2025年の目標?事業計画等

(1)緩和ケア部の充実

365体育娱乐场7年度より緩和ケア部の医師数が減少し、マンパワーの不足は否めない状況になっている。精神科からは西依康病院助教が引き継いで精神面のサポートを務めてくださっている。清水が平成27年から緩和ケア部に加わり10年になる。平成31/365体育娱乐场元年度からは黒崎医師が、そして365体育娱乐场6年度からは島田医師も加わった。今後は、医師数の充足とともに、本館8階南病棟(緩和ケア)の稼働率の上昇、入院および外来のコンサルテーション数の増加を目指している。

(2)ボランティアの養成

精神科からは西依康病院助教が引き継いで精神面のサポートを務めていた。清水敦学内教授が就任9年目となった。平成31/365体育娱乐场元年度からは黒崎病院講師が加わり、365体育娱乐场6年度からは島田講師も加わって、緩和ケア病棟の充実、入院および外来のコンサルテーションの発展を目指している。

緩和ケア部 2024年12ヶ月間の実績

A.緩和ケア病棟

(1)入院
  H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年
入院数 100名 170名 164名 142名 181名 188名 170名 171名 155名
入院数/月 12.5名/月 14.2名/月 13.7名/月 11.8名/月 15.1名/月 15.7名/月 14.2名/月 14.3名/月 12.9名/月
男性 66
(66.0%)
99
(58.2%)
88
(53.7%)
77
(54.2%)
85
(47.0%)
102
(54.2%)
85
(50.0%)
98
(57.3%)
77
(49.7%)
女性 34
(34.0%)
71
(41.8%)
76
(46.3%)
65
(45.8%)
96
(53.0%)
86
(45.7%)
85
(50.0%)
73
(42.7%)
78
(50.3%)
年齢(歳) 63.1±10.3 63.2±11.3 63.4±11.1 63.1±10.3 62.2±11.8 64.5±12.0 64.5±11.1 65.4±11.1 65.5±11.3
入院元 転科 46
(46.0%)
87
(51.2%)
83
(50.6%)
83
(58.5%)
113
(62.4%)
110
(64.7%)
113
(60.1%)
105
(67.7%)
110
(64.7%)
外来 48
(48.0%)
66
(38.8%)
71
(43.3%)
50
(35.2%)
53
(29.3%)
47
(27.6%)
56
(29.8%)
31
(20.0%)
34
(20.0%)
他院 6
(6.0%)
17
(10.0%)
10
(6.1%)
9
(6.3%)
15
(8.3%)
13
(7.7%)
19
(10.1%)
19
(12.3%)
26
(15.3%)
緊急入院 13
(13.0%)
39
(22.9%)
39
(23.8%)
30
(21.1%)
37
(20.4%)
32
(17.0%)
32
(18.8%)
34
(19.9%)
21
(13.5%)
再入院 8
(8.0%)
19
(11.2%)
20
(12.2%)
15
(10.6%)
11
(6.1%)
8
(4.3%)
7
(4.1%)
12
(7.0%)
4
(2.6%)

H19年は8ヶ月

  H28年 H29年 H30年 H31/R1年 R2年 R3年 R4年 R5年 R6年
入院数 170名 144名 130名 163名 137名 131名 131名 143名 142名
入院数/月 14.2名/月 12.0名/月 10.8名/月 13.6名/月 11.4名/月 10.9名/月 10.9名/月 11.9名/月 11.8名/月
男性 88
(51.8%)
75
(52.1%)
70
(53.8%)
91
(55.8%)
70
(51.1%)
73
(55.7%)
76
(58.0%)
72
(50.3%)
72
(50.7%)
女性 82
(48.2%)
69
(47.9%)
60
(46.2%)
72
(44.2%)
67
(48.9%)
58
(44.3%)
55
(42.0%)
71
(49.7%)
70
(49.3%)
年齢(歳) 66.4±11.5 67.6±10.2 65.9±11.5 68.0±11.1 70.8±10.2 71.3±10.4 69.7±10.1 69.9±10.2 69.6±13.1
入院元 転科 105
(61.4%)
102
(70.8%)
103
(79.2%)
151
(92.6%)
134
(97.8%)
130
(99.2%)
129
(98.4%)
143
(100.0%)
142
(100.0%)
外来 45
(26.3%)
27
(18.8%)
17
(13.1%)
7
(4.3%)
2
(1.5%)
1
(0.8%)
1
(0.8%)
0
(0.0%)
0
(0.0%)
他院 21
(12.3%)
15
(10.4%)
10
(7.7%)
5
(3.1%)
1
(0.7%)
0
(0.7%)
1
(0.8%)
0
(0.0%)
0
(0.0%)
緊急入院 25
(14.7%)
18
(12.5%)
14
(10.8%)
6
(3.7%)
4
(2.9%)
3
(2.3%)
6
(4.6%)
3
(2.1%)
0
(0.0%)
再入院 4
(2.4%)
2
(1.4%)
0
(0%)
2
(1.2%)
2
(1.5%)
1
(0.8%)
1
(0.8%)
8
(5.6%)
0
(0.0%)

18年間の診療科別入院患者数(重複あり)

診療科 患者数
消化器外科 785
臨床腫瘍科 691
呼吸器内科 444
婦人科 288
消化器内科 237
耳鼻咽喉科 181
泌尿器科 137
乳腺科 132
呼吸器外科 57
皮膚科 54
口腔外科 48
総合診療 28
内分泌代謝科 21
血液内科 18
整形外科 19
循環器内科 17
精神科 12
放射線科 11
脳神経外科 10
神経内科 10
麻酔科 7
腎臓内科 6
アレリウ科 6
感染症 3
心臓血管外科 2
救急部 2
形成外科 1

当院外 47

(2)退院(転科)数 平均在院日数 21.7日
1 2 3 4 5 6 7
6 7 12 13 12 11 10
死亡 5 7 12 12 11 11 10
外来/在宅 1 0 0 1 1 0 0
転院 0 0 0 0 0 0 0
転科 0 0 0 0 0 0 0
8 9 10 11 12 小計
11 10 14 15 14 135
死亡 11 9 14 14 14 130
外来/在宅 0 0 0 1 0 4
転院 0 0 0 0 0 0
転科 0 1 0 0 0 1

お看取り頂いた診療科(365体育娱乐场6年)130名

看取り医 患者数
緩和ケア 7 5.4
外科 48 36.9
内科 40 30.8
婦人科 18 13.8
耳鼻咽喉科 6 4.6
口腔外科 1 0.8
泌尿器科 5 3.8
整形外科 1 0.8
皮膚科 4 3.1

外科には乳腺科、呼吸器外科も含まれる

B. 緩和ケアコンサルテーション

1 2 3 4 5 6 7
外来 15 14 7 13 17 12 11
入院 24 18 35 20 28 28 31
院外 2 3 3 3 1 2 4
小計 41 35 45 36 46 42 46
8 9 10 11 12 小計
外来 9 19 22 10 11 160
入院 25 25 19 28 25 306
院外 1 5 0 4 0 28
小計 35 49 41 42 36 494

依頼元 診療科別内訳(重複あり)

科名 症例数
消化器外科 115
呼吸器内科 79
乳腺科 51
婦人科 59
臨床腫瘍科 74
消化器内科 40
耳鼻咽喉科 15
血液内科 26
泌尿器科 36
皮膚科 12
循環器内科 12
口腔外科 6
小児科 11
整形外科 10
脳神経外科 5
放射線科 5
総合診療内科 4
腎臓内科 3
アレリウ科 6
精神科 3
小児脳神経外科 2
呼吸器外科 3
神経内科 4
内分泌代謝科 2
心臓血管外科 1

依頼理由(重複あり)

理由 症例数
End-of-life care 298
心理?精神 134
症状 122
家族?遺族 3
在宅移行/療養場所 1
IC/治療方針決定 3
症状の内訳 症例数 %(n=104)
疼痛 96 92.30
呼吸困難 18 1.73
腹部膨満 6 0.57
悪心 12 11.53
倦怠感 1 0.09
食思不振 1 0.09
苦痛?不安 3 0.28
咳嗽 3 0.28
下痢?便秘 2 0.19
浮腫 1 0.09
眩暈 1 0.09

5.過去実績